次はヤマハ発動機ジュビロです。
新加入選手は以下のとおり。
名前 | ポジション | 前所属 |
岡本 慎太郎 | PR | 帝京大学 |
土山 勇樹 | PR | 法政大学 |
平川 隼也 | HO | 同志社大学 |
高橋 在人 | LO | 大阪体育大学 |
舟橋 諒将 | LO | 明治大学 |
田上 稔 | SH | 帝京大学 |
中井 健人 | FB | 法政大学 |
李 珍錫 | LO | NEC |
サム・グリーン | SO | 豊田自動織機 |
マロ・ツイタマ | CTB | ウェリントン |
ジェイデン・ナーマヌ | WTB | レッズ |
新卒の入団選手が多く、即戦力の選手はかなり絞られている印象です。
日本ラグビーフットボール協会副会長清宮氏から堀川氏に監督が代わったのが一番大きな変化、と言いたくなるような、ほかのチームの積極的な姿勢と比べると、正直言って地味な補強です。
前シーズンに3位に入った現状のスコッドに自信があるので大きくは変えなかった、ということかもしれません。
基本に忠実なプレーがヤマハのスタイルだと思いますし、現在のメンバーにはスタイルがかなり浸透していて、短期決戦では成果を出せると思います。
しかし、ほかの上位候補のチームと比べると選手層がやや薄く、二列目や三列目が特に手薄な印象があり、総当たり戦の長い今シーズンでは、サイズとパワー不足に悩まされるのではないかと予想します。
これから正式契約になるような海外出身選手がいるのかもしれませんが、1.95m以上のLOがアーノルド(彼だけ飛びぬけて大きく208cm!)だけというのは上位争いするなかで、かなり苦しいように思います。
今シーズンのTLは、LOに2m級を2枚並べるチームも多いはずで、従来と比較すると異次元の段階に入ったような気がします。
このチームは海外出身選手も機動力がある選手が多く、チームスタイルに沿った補強を常に行っている感があります。
そこにサイズの不安がつきまとうわけですが、サイズはなくともハードワークを重ねて結果を残すヤマハのスタイルで新シーズンをどのように戦うか、注目したいと思います。
≪1月17日追記≫
アイルランド人のバックロー、パディ・バトラー選手の入団が発表されました。