トップリーグ2020 第1節登録選手 所感

トップリーグの開幕まで、いよいよあと1日となりました。

開幕2日前の1月10日、各チームが開幕節のラインナップを発表しています。

 

登録された選手を見たうえでの感想を記しておきたいと思います。

 

トップリーグ2020 パナソニック ワイルドナイツ 対 クボタスピアーズ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

パナソニックは、ホーム扱いの熊谷で、お披露目的な意味もあるのか、ワールドカップ出場選手を一通り揃えてきました。そのなかで注目は、ルーキーで開幕戦に抜擢された14竹山でしょう。

クボタの二列目、三列目はおそらくTL史上最強でしょう。ブレイクダウンの攻防で圧倒しようという狙いだと思いますが、FWで思惑通りで優位に立ち、12立川と13クロッティのセンターの連携が機能すれば、思わる大差になることもありえるように思います。

 

トップリーグ2020 日野レッドドルフィンズ 対 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

日野は、外国人選手の枠を最大限使ってきました。このメンバー発表を見て知りましたが、6パーカーと12トンガは日本国籍を取得したようですね。選手層が厚いとは言えないチームですが、メンバー構成上有意義になってきそうです。

一方のNTTコムは、今後のことも踏まえてでしょうか、外国人の枠は余らせて臨んできました。2マークスのプレーは要注目。14山田はプレシーズンマッチにほとんど出ていないように思いますが、コンディションは大丈夫なんでしょうかね。

 

トップリーグ2020 東芝ブレイブルーパス 対 サントリーサンゴリアス 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

東芝は、シーズン直前にNZ人を4名(FW2名、BK2名)補強しましたが、そのうちBK2名を先発起用。指揮官の人材に関する見方が透けて見えるような気がしますね。LO2枚の先発がいずれも国産なのは今節ではこのチームだけです。

パナソニックとは対照的に、ワールドカップメンバーの北出、ツイ、中村はメンバーがい。コンディションの事情もあるでしょうから何とも言えませんが。11リー、12ケレビあたりの馬力は、昨シーズンのBKになかった武器になるでしょうね。

 

トップリーグ2020 ヤマハ発動機ジュビロ 対 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

ヤマハは、BKの編成が状況により変わることがあるかもしれませんが、現状のベストメンバーと言ってよいでしょう。

一方のトヨタは、ワールドカップ出場の選手を一通り入れてきました。二列目、三列目は必ずしもベストの布陣ではないと思われますので、この相手にヤマハがどの程度戦えるかがシーズンの行方を占うと言えるように思います。

 

トップリーグ2020 リコーブラックラムズ 対 Honda HEAT 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

ホンダは、外国人選手の枠をフルに使った現状のベストメンバーでしょう。ワールドカップ出場選手3名も全員先発。10朴は今後日本代表に入りうる選手だと思います。

リコーも日本国籍を取得した選手が多く、パワーを活かした似たようなチーム。長期の怪我から復帰した10バーンズに注目。おそらくまだ本調子ではないでしょうが、彼がゲームをコントロールできるようになれば、チームの上位進出は可能です。

 

トップリーグ2020 NTTドコモレッドハリケーンズ 対 三菱重工相模原ダイナボアーズ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

NTTドコモは、新加入の8スクワイアが攻守に存在感を見せそうです。2mのエラスムスを6で使ってきたところも注目です。

三菱重工の4ヘモポも新加入ですが、圧倒的馬力を持つ選手。スクワイアとのハイランダーズ対決も見ものですね。このチームは12リトルが本来のコンディションになれば、攻撃に勢いが出ると思います。

 

トップリーグ2020 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 対 キヤノンイーグルス 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

神戸製鋼は、盤石過ぎてあまり言うことがありません(笑) 選手層が圧倒的に厚いので、うまくローテーションしながらシーズンを戦ってくるでしょう。

キヤノンは、外国人枠をフルに使ってきました。FWとBKにうまく振り分けて要所を締めてきた印象です。神戸製鋼に勝つのはなかなか難しいですが、攻守にいい形を見せられれば、いいシーズンの入りになると思います。

 

トップリーグ2020 宗像サニックスブルース 対 NECグリーンロケッツ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

サニックスも外国人選手の枠はフル活用。日本出身選手も海外出身選手もベテランが多く、安定感のある試合運びができそうです。5アボット、7プライヤー、8ウォーレンボスアヤコの組み合わせは前シーズンのサンウルブズでも結構あったように思いますので、連携面でも期待できるのではないかと。

一方のNECは、枠はフルには使っていないようです。6ワクァ、13ヴィシニアと個人で突破できる選手がいるので、うまく活かしたアタックを仕掛けたいところです。

 

こうしてメンバーを眺めてみると、外国人選手のレベルも上がってだいぶ豪華なリーグになりましたね。

6のブラインドサイドフランカーの位置に2m級の選手を使っているチームが3チーム(神戸製鋼NECNTTドコモ)もあります。

 

日本代表選手も、2023年を目指す選手も、新たに日本にやって来た選手も、以前から日本でプレーする海外出身選手も、皆気合いが入っているのは間違いないと思いますので、熱いプレーの連続を期待したいと思います、