トップリーグ2020 第1節 感想④(ヤマハ発動機VSトヨタ自動車)

ヤマハスタジアムで行われた、ヤマハ発動機VSトヨタ自動車です。

www.top-league.jp

 

ホームの満員のスタジアムの試合でしたが、ヤマハの選手からは大いに気合いが感じられ、目まぐるしい展開の熱戦となりました。

 

ヤマハのBKは編成によって多少組み合わせの余地があるものの、FWはこの試合のスターティングメンバーが間違いなく現状のベストの布陣。

勝つには勝ちましたが、5アーノルド、6ヘル、7スミスへの依存度がかなり高い点が、長いシーズンを考えると心配になります。ほかのチームと比べてFWのインパクトプレーヤーが薄いので、誰かが欠けた試合では中下位のチームにも相当に苦戦するのではないかという気がします。

ベテランの9矢富はMOMに選ばれましたが、軽快な動きでした。15五郎丸はキックの精度がまだいま一つという感じでしたが、知名度も十分な実力者としてリーグの盛り上がりに一役買ってほしいと思います。

 

トヨタはチームの不祥事で10月まで全体練習ができなかったことに加え、ワールドカップを終えた、8リードや15ルルーの合流も遅かったので、仕上がりが不十分なのは致し方ないところでしょう。

そのなかで、ヤマハと競った試合をできるというところに地力を感じます。長いシーズンで新卒の選手にも機会を提供しながら、メンバーをローテーションして戦っていくのではないかと思います。

ディレクターオブラグビーという立場に就いた、オールブラックスの前HCスティーブ・ハンセンがどのようにチーム強化に関与していくのかという点にも注目ですね。