トップリーグ2020 第2節登録選手 所感

第2節の登録選手が出揃いましたので、開幕節と今節のスターティングメンバーの変化を以下にまとめてみました。
左が第1節、右が第2節です。

登録の背番号での比較なので、ポジションを変えて連続出場という選手も混ざっています。


変更点について感想を記します。

 

       三菱重工         キヤノン
川俣  直樹 1 細田  隼都 庭井  祐輔 2 金子  大介
川上  剛右 14 レポロテビタ      
井口  剛志 15 青木  和也      


三菱重工は、14レポロが先発。パワー感は増しました。

キヤノンの2の変更は、庭井が前節怪我で交代したので、コンディションの事情かと思います。前節の試合展開が冴えなかったので、もう少しメンバーを変えてくるかと思いましたが、最低限の変更で臨んできました。

 

        サントリー         NTTコム
小林  航 5 トム・サベッジ 庵奥  翔太 1 セコナイア・ポール
ジョーダン・スマイラー 6 飯野  晃司 レイルアマーフィー 3 三宮  累
西川  征克 7 ショーン・マクマーン ジミー・トゥポウ 4 中島  進護
マット・ギタウ 10 田村  煕 佐藤  大樹 5 ジミー・トゥポウ
尾崎  晟也 14 中鶴 隆彰 鶴谷  昌隆 6 牧野内  翔馬
      鶴田  諒 9 湯本  睦

サントリーは、主にFWの構成を変えてきました。他国代表経験ありの外国籍選手では、ギタウに代えてマクマーンが先発。ギタウはリザーブからのスタートです。
NTTコムもFWの構成を変えてきました。戦術には大きな変更はなさそうです。

 

        ヤマハ発動機         神戸製鋼
サム・グリーン 10 清原 祥 アンダーソンフレイザー 14 アタアタ・モエアキオラ
小林 広人 13 鹿尾 貫太      
伊東 力 14 矢富 洋則      
五郎丸 歩 15 サム・グリーン      

ヤマハは、BKの構成を変えてきました。最初の発表時は変更がなかったように思ったので、コンディションの都合かもしれません。
神戸製鋼は、アンダーソンに代えてモエアキオラという軽微な調整です。

 

        トヨタ自動車         パナソニック
彦坂 圭克 2 加藤 竜聖         変更なし
木津  悠輔 3 淺岡  俊亮      

パナソニックは変更なし。
トヨタフロントローの変更。リザーブの構成は変えてきました。前回入っていた2m弱の20シンに加え、今回は2m超の19ジェンキンスリザーブ入り。22スワートも馬力を活かした走力がある選手なので、後半パワー勝負のシチュエーションがあるかもしれません。

 

        NEC         日野
瀧澤  直 1 前島  利明 長野  正和 1 久富  雄一
土井  貴弘 3 瀧澤  直 パウリアシ・マヌ 3 浅原  拓真
細田  佳也 4 サム・ジェフリーズ 村田  毅 4 リアキ・モリ
サム・ジェフリーズ 5 サナイラ・ワクァ オーガスティン・プル 9 橋本  法史
サナイラ・ワクァ 6 サム・ヘンウッド ジャック・デブラシーニ 10 クリップスヘイデン
サム・ヘンウッド 8 ハパクキ・リアヴァア トンガモセセ 12 オーガスティン・プル
山田  啓介 9 木村  友憲 ギリース・カカ 15 ジャック・デブラシーニ
亀山  宏大 10 ティム・オマリー      
ロラギ・ビシニア 13 マリティノ・ネマニ      

前節でともに敗れたNEC、日野の双方とも大きくメンバーを変えています。
NECは外国人枠をフルに使ってきました。二列目、三列目は7を除いて海外出身選手で固め、パワー重視できた印象。10オマリーはTL公式戦初出場でゲームメイクに注目したいところ。
日野は、サンウルブズ初期メンバーの4モリが入り、FWのサイズとパワーが増しました。日本国籍を取得したクリップスは10で初先発。プルが9から12、デブラシーニが10から15にスライドし、BKが機能するかという点に注目ですね。

 

        東芝         NTTドコモ
小瀧  尚弘 5 シオネ・ラベマイ 西川  和眞 1 岡部  瞬
シオネ・ラベマイ 6 リーチマイケル 牛原  寛章 2 吉田  伸介
マット・トッド 7 李  聖彰 李  智栄 7 衞藤  陽介
リーチマイケル 8 徳永  祥尭  浜野  達也 9 秦  一平
小川  高廣 9 ジャック・ストラットン 山本  貫太 11 小林  正旗
ジャック・ストラットン 10 中尾  隼太 パエアミフィポセチ 12 サミソ二・トゥア
豊島  翔平 15 コンラッド・バンワイク 金  勇輝 13 パエアミフィポセチ
      小林  正旗 14 藏田  知浩
      アン・フィルヨーン 15 山本  貫太

東芝NTTドコモは、ともに前節勝ちましたが、入れ替えてきました。
東芝は、ローテーションもあるのかもしれませんが、前節で動きがよかったトッドと小川を外してきました。徳永とバイワイクが初先発。
NTTドコモも様々なポジションをいじってきました。軽快な動きを見せていた小兵SHの9秦が先発。

 

        Honda         クボタ
        変更なし 羅  官榮 1 海士  広大
      松波  昭哉 3 北川  賢吾
      デーヴィッド・ブルブリング 4 金  昊範
      ドゥエイン・フェルミューレン 8 ファウルア・マキシ
      川向  瑛 10 バーナード・フォーリー
      岩佐  賢人 14 近藤  英人

前節で快勝したHondaは変更なし。
一方、黒星スタートとなったクボタは、大幅に入れ替えてきました。
他国代表経験ありの外国籍選手の先発をフェルミューレンからフォーリーに代えてきました。前節ではフォーリーに交代してからボールが動くようになったので、この方がチームに合うのかもしれません。後半途中からフェルミューレンが出てきたら相手は嫌でしょうね。

 

        サニックス         リコー
福坪  龍一郎 4 ジェームス・ムーア 森  雄基 2 小池  一宏
濱里  祐介 6 金堂  礼 柴田  和宏 3 大川  創太郎
ジョニーマファライ・トリ 14 高野  恭二 ロトアヘアポヒヴァ大和 4 ジェイコブ・スキーン
      デーモン・レエスアス 5 ロトアヘアポヒヴァ大和
      ベリック・バーンズ 10 マット・マッガーン
      アマト・ファカタヴァ 11 キーガン・ファリア
      濱野  大輔 12 ベリック・バーンズ
      松本  悠介 13 濱野  大輔
      小松  大祐 14 渡邊  昌紀

サニックスは、キャプテンの福坪が出場停止の影響もあるでしょうが、日本代表の4ムーアが初先発。BKの特別枠をFWに回し、LOのサイズとパワーは維持した構成で臨んできました。
リコーは、前節の出来がよくなかったこともあってか、かなり入れ替えてきました。
バーンズが12のCTBに移り、マッガーンが10で初先発。攻撃が機能するかに注目です。

 

総当たり戦で試合数も増え、試合自体の強度も上がっているので、シーズン通して同じメンバーで戦い続けるのは不可能でしょう。

メンバー構成を大きく変えたチーム、あまり変えなかったチーム。

それぞれに指揮官の意図があるはずなので、そうした点に注目して第2節を観戦するのも面白いと思います。