トップリーグ2020 第3節 感想②(神戸製鋼VSサントリー)

前シーズンの決勝進出の両チームが第3節で早くも対戦。
今シーズンは、ワールドカップ後にトップリーグが盛り上がることを見越してだったのか、強豪同士のカードが早めに組まれている印象がありますね。

 

サントリーは負けたら早くも優勝は厳しい状況。この一戦に賭ける意気込みが強く感じられ、一方の神戸製鋼ディフェンディングチャンピオンとしてホームの神戸では負けられない。攻守に見どころのある好勝負となりました。

試合は序盤からサントリーが攻勢を仕掛けましたが、結果的にはこの押している時間帯にスコアを取り切れなかったことが勝敗を分けました。

 

神戸製鋼は、バックマンとラファエレのCTBコンビやFB山中の気の利いた動きでゲインするシーンがかなりありましたが、比較するとサントリーの攻撃はやや読みやすかったですかね。今季初出場のCTB中村あたりがもう少しフィットしくれば攻撃に変化はつけられるように思いますが。
マクマーンやケレビという破格の突破力を持つ選手にも大きなゲインを許さなかった神戸製鋼のディフェンスが固かったとも言えます。

 

神戸製鋼は、次の試合から第9節まで地元のユニバー記念競技場での試合が続きます。
ラグビーができる会場が限られている事情があるとしても、条件がアンフェアではない気はしますね。神戸製鋼に非があるわけではないのですが。
新リーグをつくっていくうえで、ホーム&アウェイの有利不利を極力排除していくことがリーグ戦を盛り上げていくうえでの課題になります。