サンウルブズ シーズン終了

6月1日、豪州で検討されている国内大会への参戦を断念し、サンウルブズの今シーズンの活動が終了することが正式に発表されました。

sunwolves.or.jp

 

断念の理由としては、日本から豪州への国境管理の問題、入国後の練習体制の難しさが挙げられています。

主だった理由としてはそういうことになるのでしょうが、豪協会自体がリストラを迫られているなか、豪州国内大会が実現するかも不透明な状況。

サンウルブズ側とビジネスの面でも折り合いがつかなかった、というのが実情のようにも思います。

 

いずれにせよ、サンウルブズの今シーズンの活動は終了、イコール5年間のSRでの挑戦も終了、ということになります。

今シーズンの試合日程を振り返ってみて、3月14日まで試合ができてたんだな、と意外な印象。その後国内外で色々なことがありすぎて、チームが活動していたのがはるか昔のことのように思えてしまいます。

 

もともとTLとシーズンが重なることがわかっていて、メンバー集めから苦労した今シーズンでしたが、なんとか苦しいながらも戦う形が見えてきそうななかで(ひいき目すぎるかな)、中途半端な形での終戦

このチームで自分の人生を切り開く覚悟で参戦した選手たちには、当然やりきれない気持ちは残るでしょうが、全世界同時に惨禍に見舞われている状況では、自分や家族が無事に過ごせているだけでも感謝すべき状況なのかもしれません。

 

ベン・テオがラグビーリーグでプレーするというような話もあるようですが、今後初めてサンウルブズでプレーした選手も活動の場を徐々に移していくことでしょう。

今後日本のチームと契約する選手もい出てくるかもしれません。

 

サンウルブズは日本代表の強化に間違いなく貢献しましたが、サンウルブズとの契約がきっかけで日本に来て、日本ラグビーへの強い愛着を持って国内でプレーする海外出身選手が増えたのも、大きな貢献の一つではなかったかと思います。

短いシーズンではありましたが、そのような流れが継続し、日本ラグビーの遺産となることを期待します。