SUPER RUGBY Aotearoa 開幕

SRのNZ版"Super Rugby Aotearoa"が、6月13日開幕しました。

 

早くから厳格に入国管理するなど新型コロナウイルスに対処してきたNZですが、6月8日に国内の新型コロナウイルス感染者が約3か月半ぶりにゼロになったと政府が発表。

制限なしに観客を入れての開幕にこぎつけました。

 

開幕戦は、南島のダニーデンでホームのハイランダーズがチーフスを迎えた試合。

ハイランダーズが28対27でシーソーゲームを制しました。

 

このリーグでは、タックルエリア、ブレークダウンの局面をクリアにすることが事前に強調されていました。

タックラーはタックル後素早くリリースし、オフサイドの位置に留まっていればペナルティ。また、タックルされた選手はリリースされた後、1度だけ動くことが可能だが、2度動けばダブルムーブメントでペナルティ。

 

この試合では、最初の試合ということもあってか、相当に厳格に基準が適用されていました。

ペナルティ数は、ハイランダーズ16、チーフス12と、NZのチームとしてはかなり多い印象。

選手も苦笑いをするようなシーンも多く、適応に苦労していたようでした。

 

ボールの展開を早くするための基準でしたが、かえってペナルティが増えて、ゲームが都度止まってしまったのは悩ましいところ。

今後の試合ではもう少し緩やかにペナルティを定めるかもしれませんし、各チームも対策してくるでしょうから、同じような展開にはならないかもしれませんが、しばらくペナルティの基準には注目ですね。

 

この基準が日本国内の試合、また国際試合にもどの程度、密集局面でのレフェリングに影響してくるか、要注目です。