コカ・コーラレッドスパークス 活動終了

4月30日、コカ・コーラボトラーズジャパンからラグビー部(レッドスパークス)の活動終了が発表されました。

www.ccbji.co.jp

 

活動は2021年末で終了、新リーグへの参入申請は取り下げ、とのことです。

新リーグの基本フォーマットが発表された後である、このタイミングでの発表は無責任とも言えますし、新リーグの体制がどうなるかも不透明の状態のなか、チーム数を減らさないようとりあえずでも申請を受け付けていたから、とも言えますね。

 

サニックスの活動縮小もそうですが、もともとTLで戦っていたが下位の常連だったチーム、TLとTCLの際にいたチームに対して、トップカテゴリーのチーム数削減の影響は大きいと言えるかもしれません。

 

ラグビー部員の今後について適切なキャリアサポートを提供するとのことですので、選手続行のために移籍先を探す、または引退して社業に専念するという選択の自由は提供されるということなのだろうと思います。

 

同じ福岡の香椎地区に練習拠点をおく九州電力が、清水建設のように他企業の選手をオープンに受け入れるチーム体制に変えれば、受け皿になりうるのでしょうけどね。

勝手なことを言うようですが、福岡、あるいは九州全域のラグビーの裾野を維持するために、こうした動きが出てくればよいなと思います。

 

それにしても、新リーグの収益的なビジョンの話が表に出ないまま(裏では参入チームとの間でざっくりとした話はなされているのかもしれませんが)、従来どおり強化(投資)は各チームにお任せということにしていたら、ディビジョン2以下が想定されるチームから、今回のような話が出てくるのは容易に想像できることと思います。

現協会の会長あたりに、このあたりの発想が乏しそうなところが、今後を踏まえると危惧されることろです。