トップリーグ2021 プレーオフトーナメント準々決勝 登録選手所感

5月8日(土)、9日(日)開催の準々決勝の登録選手が発表になっています。
 

トップリーグ2021 プレーオフ準々決勝「サントリー vs リコー」開催中止のお知らせ|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

ジャパンラグビー トップリーグ2021 プレーオフトーナメント、サントリーサンゴリアス準決勝進出決定のお知らせ|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

リコーは新型コロナウイルス感染者が出て、試合登録に必要な選手が揃わないため、サントリーとの試合は中止になりました。このリリースが5月1日に発表され、本日7日にサントリーの準決勝進出が正式決定しました。


トップリーグ2021プレーオフトーナメント トヨタ自動車ヴェルブリッツ 対 NTTドコモレッドハリケーンズ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

トヨタは、FLフーパーとNo8リードが先発、FBルルーがリザーブというチョイス。FBで先発のローレンスもうまい選手ですが、ロングキックの点ではルルーと比べてさすがに差があると思いますので、陣取り合戦の出来不出来が勝敗を分けるかもしれません。トヨタのSOクロニエもかなりの距離を蹴れますが、ドコモのSOバンクス、FBマーシャルのNZ人コンビもキックのレベルは高いです。

ドコモは、そのバンクスが今シーズン初先発。神戸戦では途中出場からいいプレーを見せましたが、経験値の高い選手のここでの先発は勝負のうえで一つのポイントでしょうね。ドコモはスクラムからリズムを崩されないようにする必要もあります。左PRに入った金は4試合の出場停止があってから久々の登場ですが、見せ場をつくってほしいですね。

 

トップリーグ2021プレーオフトーナメント キヤノンイーグルス 対 パナソニック ワイルドナイツ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

同じカンファレンス同士の一戦ですが、当時とはキヤノンはだいぶ状況が違いますね。

沢木HCが志向するアタッキングラグビーが機能するようになってきました。パナソニックが得意とする形のカウンターから簡単に決められる形をつくらせなければ、かなり競った展開になるように思います。

パナは、3年目のHO島根が前の試合から引き続き先発ですね。戦い方はそれほど変わらないでしょうが、今のチーム状態のキヤノンのアタックをひたすら受け続けるのも厳しいかと思いますので、自らが攻めを仕掛ける局面がどこなのか、興味深いポイントです。

 

トップリーグ2021プレーオフトーナメント クボタスピアーズ 対 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

クボタは、二回戦の試合とリザーブ含めた23名がまったく同じ布陣。今シーズンのベストメンバーという認識でよいでしょうね。負けたら終わりの一発勝負でもあり、まずは失点しないように手堅く臨むように思います。
カンファレンスでは、サントリートヨタに僅差で敗れましたが、その試合ではWTBタウモハパイホネティが出場停止で不在でした。速さに強さも併せ持つアクセントになりうる選手ですので、試合の鍵を握る気がします。
一方の神戸は、怪我等の事情もあると思われますが、BKを一部入れ替えてきました。今シーズンの大部分を固定メンバーで戦ってきたクボタとは連係の熟成では劣るかもしれませんが、ノックアウトステージの最初の関門で成熟度を出せるかが勝負の肝になりそうです。