男子セブンズ日本代表の選手選考について

セブンズに関しては、正直なところそこまで熱心には追っていないのですが、15人制に絡めた話題を。

 

11月8日から12月5日に実施される男子セブンズ日本代表の千葉合宿・ドバイ遠征スケジュールのメンバーが発表されています。

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コロナ禍でワールドシリーズは長らく休止状態でしたが、ようやく再開されます。

 

東京オリンピックに出場した選手が2名、また最終的に選考から漏れたもののオリンピック前から代表で活動していた選手も若干名入っていますが、大部分はセブンズ代表が初めてという選手です。オリンピック前の大きなトレーニングスコッドに参加していた選手は割といますかね。

まあ、セブンズの海外シリーズが動き出すので正式なHCもまだ決まっていないけど日本も派遣しとかないとね、というのが実情に近いところだと思いますし、新HCが就任した後の大幅なメンバー入れ替えは考えられます。

 

個人的に注目するのは、新しく入った選手のなかにリーグワンのチームに所属する海外出身選手が多く含まれていることです。

 

セブンズの選手資格はあまり詳しくないですが、おそらくユニオン(15人制)と同じであろうと。

つまり、居住条件は5年に改正されるが今年中は移行期間となっていて従来の3年が適用されるのだろうということです。

 

たとえば、ブレイブルーパスのCTBファアウリがこの遠征でキャプテンに指名されているようですが、彼は日本でプレーを始めてから5年経っていないのでそういうことなのだと思います。

 

国内の大学出身の選手もメンバーに含まれていて、このあたりはすでに5年の居住条件を満たしている人もいそうですが、スルンガ(レッドハリケーンズ)、ヴァカヤリア(ブラックラムズ)はファアウリ同様、TLのために来日してからの居住期間が5年未満なので、このシリーズで出場して日本代表を経験することは、リーグワンの新たな外国人枠の規定を考えると、本人にとっても所属先にとってもかなり重要なことでしょうね。

 

今回の遠征メンバーが今後セブンズを中心として活動するかどうかすら現状ではわかりませんが、15人制のことも絡めると色々と注目点があります。

おそらく、今後もセブンズ主体でいきたい選手(主にオリンピック前から代表だった選手)と、15人制を中心にキャリアを構築していきたい若手の混成部隊という感じはしますが、各々自分のキャリアのためにこの機会を有効に活用してほしいと思います。