リーグワン2022 第11節 試合所感(ディビジョン1)

第11節は予定どおり全6試合が行われました。

 

新潟市陸上競技場というレアな場所で開催された試合。

南アとトンガの出身選手が多いという共通点があるチームですね。

 

レッドハリケーンズは前半ディフェンスをかなり頑張ったのですが、最終的には地力の差が出た形となってノートライで終わりました。

個々の選手は奮闘していると思いますが、昨年感じられた地力以上の力を発揮する一体感のようなものは感じられませんね。

本来のキャプテンのエラスマスと、日本でのプレーが長く日本出身選手と海外出身選手のつなぎ役になるヴィンピーの不在。彼らは怪我ですが、新加入ながらも生来のリーダーシップを発揮した昨年のTJのような選手も見当たらない。苦しいところです。

 

 

ある程度のクロスゲームは想定していましたが、残り10分のところで1点差というのは想定以上でしたね。

最後サンゴリアスが突き放したのは、決定力の差というべきでしょうが。

 

イーグルスのチームの熟成は、シーズンが進むにつれてより深まってきたように思います。

SOは小倉も持ち味を出していたと思いますが、田村が戻ってきて、二人同時に起用したら、より面白くなりそうです。

 

 

ヴェルブリッツも最高のシーズンというわけではないように思いますが、チーム状態の差が如実に出た試合という気はします。

前半でほぼ試合は見えてしまいました。だからという部分もあるでしょうが、残り3分になるまでヴェルブリッツは後半ノースコアという点に今シーズンの出来が現れているようにも思います。

 

グリーンロケッツは、一時期チーム状態がよくなったように思いましたが、また失速に入ってしまいましたね。

最高の選手が集まっているとは言い切れないと思いますが、プレーした試合に全敗するほど選手が劣っているとは思えないのですけどね。

 

 

前半13分にブラックラムズがレッドカードで一人減った時点で苦しくなりました。

これだけ長い時間を14人でプレーするというのは苦しいですね。レッドが出るのは致し方ないシーンでしたが、どうしても試合は壊れてしまいますね。

 

シャイニングアークスも前半で負傷交代が出た影響もあるでしょうが、スコア的には差はついたものの、今一つピリッとしないゲームでした。

それなりにいい選手は揃っているはずですが、チームの軸と言えるものが見えてこない感じはします。

 

ブラックラムズもこの試合に関しては一人減ったので苦しかったですが、戦い方にもう少し工夫があってもよい気はします。

 

 

失礼ながら思っていたよりも接戦になりました。

清水エスパルスのホームスタジアムでの初めてのゲームで、今までと違うファン層にアピールしたいというブルーレヴズの思いが感じられました。

毎試合同じような強度で戦えるかはわかりませんが、一人ひとりが集中してプレーに臨めばこのようないい試合ができますね。

 

ワイルドナイツは途中シンビンで一人減った時間帯がありましたが、最終的にゲームをひっくり返したのはさすがと言えます。

チーム全体が同じコンセプトを共有できている点にこのチームの強みがあります。

 

 

プレーオフを見据えるには重要な試合でしたが、最終的には現在のチーム状態の差が出たように思います。

スティーラーズのディフェンスも集中していましたが、ブレイブルーパスのアタックが工夫を見せて得点を重ねました。

 

スティーラーズは細かいミスが目につくのがチーム状態が上向かない理由なんでしょうね。

合流したばかりのCTBアムは連携面でのミスはありましたが、個人能力の高さを見せました。

いい選手は揃っているものの、リーダーシップを発揮する選手が少ないんでしょうかね。日本代表歴の長い日本人選手がもっと頑張らないといけないのだろうと思いますが。