リーグワン2022 第16節 登録選手所感(ディビジョン1)

リーグ戦も最終節となりました。
プレーオフに進出するのは4チーム。サンゴリアス、スピアーズ、ワイルドナイツがすでに決まっています。最後の切符を獲得するチームはブレイブルーパスヴェルブリッツのどちらか、という点が最大の見どころになるはずでしたが、ヴェルブリッツはコロナ陽性者を出し、サンゴリアスとのゲームが中止になりました。
規定どおりではヴェルブリッツは勝ち点0になるはずで、前節までで勝ち点をリードしていたブレイブルーパスがそのまま進出ということになるはずです。
残念ながら、シーズンの最後まで締まらない感じになってしまいました。

ということで、NTTのチーム再編の兼ね合いで順位に関わらずディビジョン1に残れないレッドハリケーンズを除いて、入替戦に進む2チームはグリーンロケッツブラックラムズシャイニングアークスのどこか、という点が次の見どころというか関心事になります。


ブラックラムズvsレッドハリケーンズ

入替戦を争う立場のブラックラムズは、前述のとおり結果に関わらずディビジョン1に残れないレッドハリケーンズが最終節の相手。

レッドハリケーンズはこの試合の勝敗が何かに影響することはなく、また前節はコロナ陽性者が出て試合ができませんでしたが、だからこそ意欲高く試合に臨むはずです。
今後のキャリアを考えて、いいプレーを見せておきたいと思う選手も少なくないでしょう。
怪我人も多く、昨シーズンの躍進から考えると十分なシーズンではありませんでしたが、この数試合の出来をみると、ブラックラムズと差はあまりない印象です。

ブラックラムズは勝っても、ライバル次第の状況ですが、勝ち点を確実に積み重ねておきたいところです。
両チーム共通の課題ですが、ディシプリンやセットピースの安定が勝敗の鍵を握るように思います。


ワイルドナイツvsスピアーズ

プレーオフ進出を決めている両チーム。
順位が準決勝の組み合わせに関わってきますが、現在1位のサンゴリアスが不戦勝で勝ち点5を加えるはずなので1位は動かないでしょう。4位のブレイブルーパスも勝ち点が離れているので、この2チームの2位、3位も変わらず、勝敗によって順位が入れ替わる可能性はある、ということになります。組み合わせは当然変わりませんが。
というわけで、2週間後に再戦するであろう組み合わせなので、この試合はオプションプレーなどは控えめにする可能性がありますね。


イーグルスvsグリーンロケッツ

グリーンロケッツはこのままでは最下位ですが、この試合に勝って、入替戦を争うライバルが負けた場合は順位が逆転する可能性はあります。
3トライ差以上のボーナス点も加えての勝利を狙いたいところですが、現実には不戦勝以外で勝てていないわけなので、この試合に必勝ということが現実的な目標ということになるでしょう。

イーグルスは、前節の敗戦でプレーオフの可能性はなくなったわけですが、負けてシーズンを終わりたくはないでしょう。

イーグルスに自由に展開させて、早めに失点を重ねてしまうと、一方的な試合になってしまう可能性があるので、グリーンロケッツはディフェンスの安定をまずは気をつけたいところかと思います。


シャイニングアークスvsスティーラーズ

シャイニングアークスは勝てば安全圏ですが、相手は順位は今一つとはいえ戦力は揃っているスティーラーズ。簡単ではないでしょう。
思えば開幕戦がこのカード。そのときは10ブラックと15フォラウのコンビプレーも冴えていい線行きそうな予感があったんですけどね。。
さて、ハーフバック団は9飯沼、10レイドローというコンビで臨んできました。
余計な失点を与えないようにディシプリンには注意するという基本を徹底することが肝要なように思います。

スティーラーズは、いい選手を抱えているもののチームの軸を固めきれなかったのが低迷の原因だったでしょうね。
12アム、13ベン・スミスという組み合わせは強力ですが、結局は選手のマンパワー頼みだったシーズンのように思いますね。言葉は悪いですが。
とはいえ、今一つのシーズンを連勝で終えたいでしょうから、前半から飛ばしてくる可能性は高いと思います。


ブルーレヴズvsブレイブルーパス

ブレイブルーパスは勝敗は関係ないところですが、前節いい内容のプレーをした後で、勢いを持続させたい思いはあるでしょうね。
前の試合でいいプレーをしていたSO中尾は不在ですね。大事をとったのかもしれませんが。

ブルーレヴズは相手の強力なFW陣に勢いを出させないことがポイントになるかと思います。