リーグワン2022-2023 戦力分析④(サンゴリアス、スピアーズ)

カンファレンスB。
まずは昨シーズン準優勝の東京サントリーサンゴリアスと、3位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ。
 
今シーズンは優勝を狙いたいサンゴリアス
 
主だった選手では、主にFBでプレーしていたダミアン・マッケンジーが抜け、代わりというわけではないでしょうが、元オールブラックスのSOクルーデンが加入しました。オールブラックスのキャリアがあるという以外は特に共通項は感じませんが。
FBはクレルモンから戻ってきた松島ということになるのでしょうが、秋の代表活動であまり元気がなかったのが気になるところ。とはいえ、経験値の高い選手なのでシーズン中には調子を上げてくるでしょう。

主力では夏の豪州のセブンズ活動中に大怪我に大怪我を負ったCTBケレビがいつぐらいに戻れるのかもポイント。
全体に選手層が厚いチームですが、彼がBKにいるといないとではインパクトがだいぶ違うので、今シーズン中の復帰が難しいようだと最終成績にちょっと影響があるかもしれません。
 
昨シーズン過去最高位の3位に入ったスピアーズ。

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昨年は補強の動きが小幅でしたが、今年は対照的に新加入の選手を多く迎え入れました。
HOマークス、CTBクロッティが不在のときに少々パンチに欠けるきらいがありましたので、多少タイプは違うものの外国籍選手で補強という印象を受けます。CTBのところはクロッティがあまり強さを売りにするタイプではないので、逆に強さを売りにする選手として、トニー・ハント、リカス・プレトリアに期待がかかるという言い方が正しいかもしれません。
強い選手を前面に出す南ア的なチームスタイルは変わらないでしょうから、日本の高校・大学出身のNo8モアラ、FBヴァイレアあたりの活躍も期待できるかと思います。
チームのベースは変えず、新たな力を加えたという形ですので、上位争いは引き続き望めるように感じます。