続いて昨シーズン6位の横浜キヤノンイーグルスと、7位のコベルコ神戸スティーラーズ。
まずは、そこそこ上位の成績を収めたイーグルス。
出入りは比較的多いですが、主力といえる選手の離脱は多くない印象。
加わった選手では、やはり南ア代表のSHデクラークの加入が一番大きなニュースです。秋の代表の試合で足を負傷して交替するシーンもありましたが、日本でのプレーに影響はなさそう。
キックを使ったプレーの組み立てに特長がある選手で、このチームの絶対的支柱SO田村との噛み合わせがどうなるか注目されるところですが、そこは沢木HCが約束事を決めるでしょうし、本人も経験豊富な選手なのでうまく調整はするのでしょう。
チームのベースが変わらないところに、きわめて仕事量が多い選手が加わったので楽しみなチームです。昨シーズン以上の順位も狙えるかと思います。
次に、昨シーズンは豪華な陣容の割には低迷してしまった印象のスティーラーズ。
テコ入れということもあってか、選手の出入りはかなり多いですね。
新加入の選手も、サンウルブズでの活躍が印象的なCTBリトル、元オールブラックスのCTBラウマペ、南ア代表の経験も豊富なFKクッツェーなど豪華。ただ、カテゴリAでの選手の上積みはそこまでないような印象もあるので、陣容の豪華さとピッチの強さが比例するかが少々微妙です。
また、選手層が厚い分、どのような選手起用が最適解なのか、見えづらいように思えるところもやや不安な要素のような気はします。
秋に日本代表デビューしたSO李を攻撃の中心に据えるのだろうと思いますが、個々にパンチのある選手がいるBK陣を有効活用できるかが鍵になる感じはします。
ハマれば強そう、ハマらなければ昨シーズンのように中位低迷ということもありえると思います。