リーグワン2022-2023 戦力分析⑥(グリーンロケッツ、ライナーズ)

ディビジョン1の最後は、昨シーズン12位で入替戦を生き残ったNECグリーンロケッツ東葛と、昇格組の花園近鉄ライナーズ

 

昨シーズンは、入替戦以外は実戦で未勝利に終わったグリーンロケッツ

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選手の出入りはかなり多いです。ベテランの選手がかなり抜けたので、チームの新陳代謝の時期にあたるという意味も大きいとは思いますが。

新加入の選手は、元ワラビーズのSHフィップス、WTBナイヤラボロなど力がないわけではないですが、カテゴリAでの上積みは少ないので、今シーズンも苦しい戦いを迫られるような気はしますね。

その点では、今シーズンD2で戦うチームから移籍してきた、SO前田、WTB尾又あたりの活躍を期待したいところです。

ラグビーで低迷してしまうチームはどこもそうですが、昨シーズンはディフェンスの粘りが弱い感じはしたので、そこにまずは取り組んでほしいと思います。

 

ディビジョン1最後の紹介は昇格組のライナーズ。

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選手の出入りは比較的多めです。元スコットランド代表のLOトゥーリスなど力のある選手も加わっていますが、同じ昇格組のダイナボアーズと比べると補強は控えめでしょうかね。

SOクーパーが選手登録されていないのは、豪州代表でのプレー中に負った大怪我の影響でシーズン中の復帰が見込みにくいということなのでしょう。練習に復帰はしているようですが。代わりのSOになるであろうNZ人のバショップもチームに合流してそれほど経っておらず、早めにチームにフィットしないと苦しい感じはします。

WTBマシレワも長期の怪我からまもなく復帰できるようですが、彼がいるかどうかで攻撃のアクセントがだいぶ変わってくるはずなので、ベストな布陣での戦いを見たいと思います。

 

このチームの日本人選手は上のカテゴリのリーグ戦をあまり経験していない選手が多い印象。全体の戦力は他チームにそこまで見劣りはしないと思いますが、そうした生え抜きの日本人選手がディビジョン1のプレーに早めに慣れることができるかが重要だと思います。