リーグワン2022-2023 ディビジョン1・第5節 試合所感

第5節の感想をざっくりと。


■横浜キヤノンイーグルス  VS  NECグリーンロケッツ東葛
https://league-one.jp/match/24001/print

イーグルスは多少メンバーを落としても危なげなかったところに、チームの成長を感じます。
一方のグリーンロケッツは競った展開に現実的に持ち込めそうな相手がかなり限られるというのが現在地のような。何かを改善したら結果が出るという感じが残念ながらあまりしません。


リコーブラックラムズ東京  VS  埼玉パナソニックワイルドナイツ
https://league-one.jp/match/23999/print

途中までは競った展開でしたが、前半終了間際のチャンスの時間帯をワイルドナイツが見逃さなかったあたりが現実的な差なのでしょう。
ワイルドナイツも多少メンバーを変えつつも安定した力を発揮するところに、選手層の厚みも含めた地力を感じます。
リコーブラックラムズ東京も力の差は感じたでしょうが、序盤の停滞は脱した感があるので、中位争いには加われると思います。


クボタスピアーズ船橋・東京ベイ  VS  コベルコ神戸スティーラーズ
https://league-one.jp/match/24000/print

チーム上昇のきっかけとしたいスティーラーズの意気込みが強く感じられました。ミスが多かった前の試合からも改善が見られたような気はします。シンプルにプレーした方が前に強い選手が多いチームスタイルと合うようには思います。
スピアーズは相手の攻勢を受け止めて勝ち切ったところに充実を感じますが、ややあっさり取られたシーンが多かった点は改善点という印象も受けました。スティーラーズに個の力がある選手が多いということもあると思いますが。


■花園近鉄ライナーズ  VS  東京サントリーサンゴリアス
https://league-one.jp/match/24004/print

ライナーズは大敗が続いたあとのこの試合にかける意気込みは感じられました。前半はある程度戦えていたものの、結局は判断とか接点のところなどの個人の部分の差なのでしょうね。同じ昇格組のダイナボアーズが勝負できていることを考えるとより多くを求めたいところですが、徐々にディビジョン1のプレーに慣れていって、リーグ後半戦で勝負できるようになるのを目指すということになるのでしょう。
サンゴリアスは新しい選手を起用しても機能しているあたり、層の厚さを感じます。チーム内の競争も感じられますね。


東芝ブレイブルーパス東京  VS  トヨタヴェルブリッツ
https://league-one.jp/match/24002/print

ブレイブルーパスが特別攻勢をかけていたという感じもさほどないのですが、気付いたときには点差が離れていたという印象。
ブレイブルーパスは前節で敗れたもののチームの安定感は感じられます。ただ、起用している選手がリザーブも含めてほぼ同じなので、長期戦を考えると層を厚くする試みがもう少し必要な気はします。
ヴェルブリッツはどうもチームに一体感が感じられないですね。リーダーが不在なような気がします。経験のある選手はそれなりに揃っているんですけどね。


三菱重工相模原ダイナボアーズ  VS  静岡ブルーレヴズ
https://league-one.jp/match/24003/print
 
泥臭く愚直な似たようなスタイルの対戦は競った展開になりました。
ダイナボアーズは最後のキックを外して、心底悔しがっていたSOシルコックの姿と彼を慰めるチームメイトの姿にチームの充実を見た感じがしました。後手に回った試合展開のなか、追いついたことは(勝ち切れれば最高でしたが)自信になる気がします。
ブルーレヴズは勝てた試合を落とした気分でしょうが、浮上のきっかけにはなるように思います。
 
 
今節は豪州からゲストレフェリーが来ていましたが、ゲームの進め方にやはりだいぶ差を感じました。
例えばですが、レフェリーが間近で見ていてトライを与えたような判定に対してTMOをかける必要はない、ということだと思うんですよね。ゲームのスピードアップを図るためには。