リーグワン2022-2023 ディビジョン1・第8節 試合所感

プレーオフや入替戦を除けばシーズン16試合ですので、ちょうど折り返し地点ということになります。


リコーブラックラムズ東京  VS  東京サントリーサンゴリアス
https://league-one.jp/match/24018/print

お互いのディフェンスが健闘した試合と言えますが、ブラックラムズはやはりペナルティを犯しすぎかと思います。ペナルティから簡単にスコアされなかった点は改善されてきたとも言えますね。よく言えばですが。
ここ最近の試合のようにトライを量産する展開ではなかったものの、サンゴリアスの方がディフェンスが機能していました。強力な外国人選手が不在で、決して楽な戦いではないですが選手層が厚く、出た選手はきっちり役割を果たす印象です。


■横浜キヤノンイーグルス  VS  東芝ブレイブルーパス東京
https://league-one.jp/match/24020/print

トライが多く見どころのあるプレーも多かったですが、大味な印象はありますね。
イーグルスは途中から疲れも出たのかもしれませんが、大差がついてからややプレーが緩くなったような感じはします。アタックがうまくいきすぎた部分もあるかもしれません。SO田村は調子が良さそうですね。
一方のブレイブルーパスは、結果的に48点取りましたが、前半にあっさり失点しすぎていて良い内容だった印象は乏しい感じです。


■埼玉パナソニックワイルドナイツ  VS  花園近鉄ライナーズ
https://league-one.jp/match/24017/print

ワイルドナイツのPR稲垣はリーグ戦100戦目の節目の試合。選手入場のときは先頭で一人で入ってくるシーンがありました。海外ではよくありますが国内では珍しいような。本人も良いプレーをしようという意識が強かったと思いますが、周囲もしっかり勝とうという意識を強く感じました。
全敗中のライナーズが全勝中のワイルドナイツに勝つ可能性はそもそも少なかったわけですが、ディフェンスは集中していたように思います。今後競った試合を増やせればあるいは、というところかと思います。


トヨタヴェルブリッツ  VS  NECグリーンロケッツ東葛
https://league-one.jp/match/24019/print

ほとんどグリーンロケッツの勝ち試合だったようにも思いますが、こういう試合を勝ち切れないのが今の結果に表れているのかなとも感じます。
今までは競った展開に持ち込む前にあっさり失点してしまったことが多かったので、この日のようにロースコアに持ち込めば勝てる試合も出てくると思います。
ヴェルブリッツは良い試合だったとは言えないでしょうが、負けなかったことが収穫でしょうね。SOルルーは彼の良さが出ているかというと微妙な気はしますが、今後もあるような気はします。


クボタスピアーズ船橋・東京ベイ  VS  三菱重工相模原ダイナボアーズ
https://league-one.jp/match/24021/print

前半は接戦でしたが、ダイナボアーズが後半早々にシンビンで一人失ってから均衡が一気に崩れてしまいましたね。10分間での4トライで勝負は決しました。スピアーズは選手層が厚くなったことで、後半、終盤の勝負になっても焦りを感じないチームになった印象はあります。
ダイナボアーズは前半ギリギリのところで勝負していたからか、一人減って持ちこたえられなくなった感があります。連敗が続いていますが、内容的に戦えていないわけではないので立て直しが期待されます。


■コベルコ神戸スティーラーズ  VS  静岡ブルーレヴズ
https://league-one.jp/match/24022/print

両チームの個性が良い意味でも悪い意味でも出ていたと思いますが、展開が二転三転する試合でした。
ブルーレヴズは後半に最大14点差リードしましたが、そこから安定した試合運びで逃げ切るというのがなかなかできないチーム。簡単なミスからせっかくの勢いを手放すという展開はシーズン終盤の順位争いを考えると避けたいところです。
スティーラーズの方も攻撃力はあるものの、ディフェンスがしっかり機能するということがなかなかできないですね。この試合は粘り強くプレーできていたので最悪期は脱したように思いますが。久々復帰のCTBリトルの存在は効果的だった気はします。