リーグワン2022-2023 ディビジョン1・準決勝 試合所感

準決勝の2試合の感想です。


■埼玉パナソニックワイルドナイツ  VS 横浜キヤノンイーグルス
https://league-one.jp/match/24155/print

もう一つの試合にも言えることですが、試合早々の危険なプレーによってTMOで詳しくチェックする空気ができてしまったような印象です。
試合がかなり進んだあとでTMOによって戻されると、試合の流れが寸断されますね。前半にSO田村がコンバージョンを蹴ろうとしたときのキャンセルのところでちょっと試合の流れが変わった感があります。
前半はイーグルスが用意したアタックがうはまっていましたが、比較的イージーなペナルティを犯してワイルドナイツがノートライにも関わらず点差が開かなかったのが結果的には大きかったですね。
ワイルドナイツのトライでは、コロインベテでなければトライではなかったようなシーンもあったように思いますが、イーグルスもそういうWTBがいる前提で、ボールをあえてつなげないプレーの選択が少しあってもよかった感じはします。


クボタスピアーズ船橋・東京ベイ VS 東京サントリーサンゴリアス
https://league-one.jp/match/24156/print

サンゴリアスか早々に一人減ったことが逆にスピアーズのプレーから滑らかさを奪った印象を受けます。
最後のシーンも、SOフォーリーのトライでセーフティリードと思ったのか、ディフェンスがやや緩くなった感じがします。全体として決していい出来の試合ではなかったにも関わらず勝てたのはチームとしての成長ということなのでしょう。
サンゴリアスは怪我から復帰したケレビが途中から入って流れが変わりましたね。BKに人材がいても今シーズンのアタックが今一つパンチに欠けていた印象だったのは、このペネトレイターというピースが欠けていたからということになります。
TMOの判定はどれも妥当だったと思いますが、タイミングと判定に要する時間は少々改善の余地があった感じはします。