リーグワン2022-2023 ディビジョン1・入替戦・第2戦 試合所感

ちょっと時間が経ってしまいましたが、入替戦の結果もざっくり振り返ります。


NECグリーンロケッツ東葛 VS 三重ホンダヒート
https://league-one.jp/match/24708/print

3試合のうちで唯一スリリングな試合といえます。前回でグリーンロケッツが5点差まで詰めたのが意味のある展開になりました。
結果的に2戦とも勝利し、よりチームとしてのまとまりを感じさせたヒートの昇格は妥当でしょうね。
予想どおり前の試合で2名が負傷したタイトヘッドPRのところでスクラムに苦戦し、この試合の序盤でもアタックの切り札FBバンクスが負傷で交代したように、ヒートの方が偶発的な負傷に悩まされた展開となったにも関わらず勝てなかったわけなので、グリーンロケッツはノーチャンスだったといってよいかと。ここ何年かギリギリのところで耐えていましたが、一回落ちて出直すべきなのだろうと思います。
ヒートもマテーラやモスタートのようなキャリアがある、重しのような選手がいてよかったというところですが、アタックの切り札となる枚数を増やさないと、ディビジョン1では厳しい感じがします。


花園近鉄ライナーズ VS 浦安D-Rocks
https://league-one.jp/match/24714/print

前回の結果を受けて、浦安は早めに得点を重ねてプレッシャーをかけたいところでしたが、ライナーズが早めにトライを重ねたことで試合の意義、関心はだいぶ薄くなってしまいました。
一部と二部の試合の強度の違いという影響もあるでしょうが、ライナーズは最初からこのメンバーで戦えていたら、リーグでももう少しやれていたかなという印象。ただ、来シーズンこの試合を避けたいならば、もう一段上の選手層は必要でしょう。
浦安はディビジョン2で無敗だったこともあったでしょうが、この戦いへの準備が足りなかった感じはします。特別な用意もなく、ふわっと初戦に臨んでしまった印象です。おそらくこの選手層を来シーズンも維持できるわけではないと思いますが、仕切り直しが必要になります。同じNTTグループのドコモとの関係もよくわからないままですが。


三菱重工相模原ダイナボアーズ VS 豊田自動織機シャトルズ愛知
https://league-one.jp/match/24710/print
 
上の試合と同じですが、前の試合で大きくリードしたダイナボアーズが得点を重ねたことで、この試合の意味は薄れました。
ダイナボアーズもリーグ戦後半での失速がなければここに回ってくることもなかったチームなので、1シーズン一部を経験した来シーズンが勝負ですね。
シャトルズは手応えもなくはないでしょうが、足りなかったことをより多く感じた2試合だったのではないかと。ここぞの場面でのディシプリンなど、チームを根本的につくりかえないと昇格は難しいと思いますので、コーチング、選手構成など見直しが必要そうです。
 
 
さて、ディビジョン2での戦いを見る限り、昇格できたヒートよりもできなかった浦安のほうが強かったのは事実なので、かなり公平感を欠く結果になりました。
一部で最下位のチームは自動降格、二部で1位は自動昇格としないと、リーグ戦で順位を決める意味が乏しいと思いますね。