リーグワン2022-2023 ディビジョン1・3位決定戦、決勝戦 登録選手 所感

今シーズンのリーグワンもこの週末を残すのみ。
ということで、19日(金)に秩父宮で行われる3位決定戦と、翌日20日(土)国立競技場での決勝戦の登録メンバーです。


■横浜キヤノンイーグルス VS 東京サントリーサンゴリアス
https://league-one.jp/match/24158?t1=1

競技を問わず、よく存在の意義が問われる3位決定戦。準決勝で敗れたあと、積極的にもう1試合やりたいというチームはおそらく多くないように思いますが、やるからにはいい締めくくりをしたいと考えるものでもあるのではないかと。
その思いは初めてプレーオフに辿り着いたイーグルスの方により強くみられるかなという気はします。
イーグルスは、CTBクリエルの出場停止やCTB梶村の怪我からの復帰を除けば、前の試合からは最低限の変更。梶村はこのあとの代表活動も見据えて、意気込みは強いはずです。
サンゴリアスはメンバーをことさら落としているわけでもないですが、やはりファイナルではないので、特にリザーブに若干のトライアル色が見える感じはします。ただ、選手層は厚いチームなので、見劣りがするというわけではないですが。むしろ、前の試合で途中出場だったCTBケレビが先発になっている分、イーグルスは注意が必要かもしれません。


■埼玉パナソニックワイルドナイツ VS クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
https://league-one.jp/match/24725?t1=1

2年続けてのファイナルとなるワイルドナイツと、初めてこの舞台に辿り着いたスピアーズとの一戦。
ワイルドナイツは前の試合からほぼ変わらないメンバーで臨んできました。現状のベストメンバーということなのでしょう。
チャレンジャーの立場のスピアーズの方が少し興味深いメンバー構成ですね。目立つ存在ではないながらも長年このチームを支えてきたLO青木、この試合でこのチームを離れる元オールブラックスのCTBクロッティが先発というあたり、HCのチーマ全体のメッセージなのかなという感じもします。もちろん決勝の舞台にふさわしい選手たちです。
スピアーズのリザーブももちろん弱くはないですが、ワイルドナイツの方に試合のリズムを変えうる選手がいるので、スピアーズとしてはスコアを先行していきたいところです。また、ペナルティで簡単に相手にスコアさせない姿勢も必要になるでしょうね。
逆にワイルドナイツはスコアで先行されても、大きく離されなければ前半は十分と考えていると思います。


2試合ともに言えることですが、準決勝では危険なプレーに対してかなりフォーカスが当たりましたので、首から上へのチャージがあれば厳しいジャッジが下される可能性が高まっている感じはします。そうしたプレーが試合の行方を左右する状況もあるように思います。