リーグワン2022-2023 ディビジョン1・決勝 試合所感

勝戦は国立競技場。4万人超の集客は、WCイヤーといえどもそれほど盛り上がる話題がなかったなかではまあまあというべきなのでしょうか。


■埼玉パナソニックワイルドナイツ VS クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
https://league-one.jp/match/24725/print
 
前半はあまり調子がよくなくても、後半に整えてくるのがワイルドナイツというチームで、Jスポーツの解説も散々そのような話をしていましたが、この日は最後までミスを減らすことができませんでした。スピアーズの前に出るディフェンスにリズムを狂わされたまま最後までペースを掴めなかったということなのでしょう。
スピアーズも所々でミスを犯し、出来がとても良かったとはいえませんが、前半に相手のペナルティで着実に加点していたのが結果的に勝利に繋がりました。ベストの出来ではないながらも、自分たちのやりたいゲームをできたという点でスピアーズが勝利にふさわしかったと思います。
アタックがあまり噛み合わないながらも2つのトライを取ったワイルドナイツも流石といえますが、この日はキックの出来が今一つで、その差が最後に出た形になりました。
 
注目されていたルーキーの木田と長田はそれぞれに持ち味を発揮する活躍。いい勢いを持っていると思います。おそらくこのあと代表合宿に呼ばれるのではないかと思いますが、勢いを持続してほしいですね。
 
イーグルスが初めて3位の座に辿り着き、スピアーズが初めてタイトルを手にした今シーズンは、リーグの奥行を広げるという点では良い結果になったのではないかと思います。