6月25日(土)、ミクニワールドスタジアム北九州で開催された日本代表とウルグアイ代表の試合は、日本代表が43対7のスコアで勝利しました。
正直なところ、事前の予想からあまり驚きのない結果なので、さほどコメントすることもないのですが。
日本代表の方はNDSからいわゆる正規メンバーとなり、プレーの精度や強度は上がった状況。
一方、ウルグアイ代表、ロス・テロスの方は、面子は前戦から変わらないわけで、敗戦を受けて規律面や戦術面は再度見直したでしょうが、プレーを劇的に変えるということは難しかったようです。
日本代表は、あまり苦しい局面がなかったので、評価が難しいところですが、初出場の選手、久々に出番を得た選手は概ね及第点でしょうね。
スコア的には快勝の試合の割に、ペナルティが相当多かったのは反省材料になるでしょう。ただ、試合間隔が空いたので試合勘が乏しかったということもあるとは思います。
季節が反対の南半球からやってきたウルグアイ代表が途中から体力的に難しくなってきたのは前の試合と同じく。日本代表が安全運転したこともあったものの、スコアに差がついてきたのも後半からというのも想定どおり。順調といえばそうですが、面白さには欠ける展開ですね。
6月に代表戦をマッチメイクすることの難しさは先日書きました。
素人でもわかる事情を玄人のラグビー協会が知らないわけはないはずで、主力級が6月にシーズンが終わらないリーグに所属していて十分なメンバーを揃えられないことが予想できる相手との試合に、1万数千円の値札をつける協会の誠実性は問われるような気がします。
フランス代表とのゲームに同じ価格をつけるのであれば、ロス・テロスとのゲームは半分か3分の1ぐらいが適正だったのでは。とはいえ、彼らに罪があるわけではありません。
次戦のフランス代表は初キャップの選手がかなり含まれる構成ではあるものの、個々の選手の能力はあるチームなので、日本代表の地力が試されるのはこの試合になります。
次戦のフランス代表は初キャップの選手がかなり含まれる構成ではあるものの、個々の選手の能力はあるチームなので、日本代表の地力が試されるのはこの試合になります。