最後に残りの4チーム。
静岡ブルーレヴズ(ヤマハ発動機)
【目標】中位以上(TL2021 ベスト8)
【補強ポジション】LO / FL・No8 / CTB
OUT | IN | ||
ポジション | 氏名 | ポジション | 氏名 |
PR | 山村 亮 | ||
PR | 山本 幸輝 | ||
PR | 西内 勇二 | ||
HO | 名嘉 翔伍 | ||
FL | 粟田 祥平 | ||
FL | 西内 勇人 | ||
FL | パディ・バトラー | ||
FL/LO | ヘル ウヴェ | ||
WTB | シオネ・トゥイプロトゥ | ||
WTB | 田中 渉太 | ||
FB | 五郎丸 歩 |
・IN 8月16日 FLイラウア、CTBスワート、WTBファリア
TLラストシーズンに主力としてプレーしていた選手も含めてかなりの数が退団しています。
機動力重視がチームスタイルだとは思いますが、周りのチームが大型化する中で、二列目、三列目を複数補強しないと、中位以上を争うことは難しい気がします。
日本人選手に関しては、退団したヘルウヴェ以上にパワフルな選手は市場で見つからないと思いますので、外国籍選手の枠の使い方は工夫が求められるように感じます。
BKも選手がいないわけではありませんが、2021年シーズンの失点の多さを考えると、特にCTBにディフェンス力が高い人材が必要なのかなと思いますね。
シャイニングアークス東京ベイ浦安(NTTコム)
【目標】中位以上(TL2021 ベスト16)
【補強ポジション】PR
OUT | IN | ||
ポジション | 氏名 | ポジション | 氏名 |
PR | 申 友城 | LO | サム・ジェフリーズ |
PR | レイルア マーフィー | LO/FL | ジェームス・ムーア |
LO | ルイス・コンラディ | No8 | ブロディ・マカスケル |
FL/No8 | ヴィリー・ブリッツ | SO | オテレ・ブラック |
No8 | 山下 弘資 | CTB | トゥクフカ トネ |
SO | クリスチャン・リアリーファノ | FB/CTB/WTB | イズラエル・フォラウ |
SO | フレッチャー・スミス | ||
SO/FB | ピリ・パラオネ | ||
CTB | トロケ マイケル | ||
WTB | 大芝 優泰 | ||
WTB | 鶴谷 知憲 |
退団した選手も多いですが、新加入もすでに6名発表されています。
転出数の方が多いものの新しく入る選手はいずれも経験値が高い選手なので、現状でもかなり十分な戦力は整ったという感じはします。
セブンズに専念していた羽野とヘンリーブラッキンが戻ってくると、BKはだいぶ選択肢が豊富になります。PRは人数がやや少ないように思うので、足すとしたらこのポジションでしょうかね。
このチームは毎シーズン出入りする選手が多い印象。フロントと現場コーチの意思疎通に不安を感じる面がありますが、古巣復帰のロブ・ペニーHCが新旧の選手をうまく融合させることができたならば、新シーズンで台風の目になるだけの戦力はあると思います。
【目標】中位以上(TL2021 ベスト16)
【補強ポジション】LO / FL・No8 / SO / FB
OUT | IN | ||
ポジション | 氏名 | ポジション | 氏名 |
LO | 小瀧 尚弘 | ||
LO | 梁 大煐 | ||
LO | サム・トムソン | ||
FL | 山本 紘史 | ||
CTB | 渡邊 太生 | ||
WTB | 宇薄 岳央 |
TL最後のシーズンは、上位相手には歯が立たなかったというのが実状。
2021年4月に期待の新人が多く加入していますが、すぐに他チームに対抗できるようになるかというと厳しい感じはします。
期待の若手を育てていくにしても、中位以上を狙っていくには経験値の高い選手をもう2、3枚は足す必要があるように思います。
二列目、三列目には、サイズのあるパワフルな選手が1、2枚必要かと思います。
BKも特にSOとFBはテコ入れが必要でしょうね。
【目標】中位以上(TL2021 ベスト16)
【補強ポジション】HO / LO / FL・No8 / SO / CTB / FB
OUT | IN | ||
ポジション | 氏名 | ポジション | 氏名 |
PR | 足立 匠 | PR | 上田 聖 |
HO | カイ・ストローム | PR | 石田 楽人 |
LO | サム・ジェフリーズ | SH | 藤井 達哉 |
LO | パトリック・タファ | CTB | ティム・ベネット |
FL | 松村 拓海 | WTB/FB | レメキ ロマノ ラヴァ |
FL | ジャック・ラム | WTB/FB | 児玉 健太郎 |
SH | 中嶋 大希 | ||
SO | アレックス・グッド | ||
CTB | 釜池 真道 | ||
CTB | 金村 良祐 | ||
CTB | 山崎 翔 | ||
CTB | ベンハード・ヤンセヴァンレンスバーグ | ||
WTB | アンドリュー・ケラウェイ | ||
FB | 高平 祐輝 |
2021年のリーグ戦は一勝もできなかったうえに、そのなかで活躍していたといえる外国籍選手の大半が退団しましたので、補強が必要という言い方でいえば、ほぼすべてのポジションということになるでしょう。
元豪州代表HCのマイケル・チェイカがディレクターオブラグビーに就任しますので、彼の考えるチームコンセプトのもと、外国籍選手の人選は成されるはずです。
昨今の成績を考えると、相当に優秀な選手を複数加えないとチームを上向かせることは難しいでしょうが、大物を総監督の立場に据えたということはそのつもりがあるのだろうとは思います。
代表キャリアの有無に関わらず、各チームの外国籍選手はJRLOでもクオリティの高い選手が引き続き加わりそうですので、国産の選手に加え、日本人選手として起用できる海外出身選手、(継続する前提ですが)アジア枠の選手の質と量がチーム力における差になりそうです。
そういう意味で、静岡ブルーレヴズの補強が現時点では出遅れている感があり、ちょっと心配ですね。チームを法人化しているので成績を度外視する考えはないと思いますが、過去の成功体験から自分たちのスタイルに固執するようだと、最初のシーズンが厳しいものになる予感もあります。
ディビジョン2以下の状況も折を見て書きます。