日本の3戦目、サモアとの試合は28対22で日本が勝利しました。
これで最終戦に準々決勝進出の望みを残した、ということになります。
日本はサイズがあって機動力がある選手に対するディフェンスが苦手なので、相手の登録選手を見たとき、LOのマクファーランドと、日本のシャトルズでのプレー経験もあるFLセウがキープレイヤーと個人的に思っていました。
そうしたら、サモアの主将でLOのブイが登録変更でいなくなったと聞いてオヤと思い、最初の数分でセウが交代でいなくなってアレと感じました。
この試合の日本が整った戦いをしたのは事実ですが、相手のコンディションが整わなかったことに助けられた部分は確実にあります。
サモアが選手が揃っていた初戦が一番戦力が充実していた、というのは残念ながらというべきか、事実です。
ランキングが低いチームが有利になるように大会日程を考えれば大会全体の試合の質自体は上がるように思いますが、ワールドラグビーはそういう考え方は絶対にしないでしょうね。
日本も選手層が薄いので、後半の選手交代をあまり効果的にできないところではありますが、80分を通して同じ水準を保てないと、アルゼンチンを上回ることは相当難しいでしょう。
そのアルゼンチンはチリ戦に向けて、前の試合からメンバーをごっそり変えてきました。
BKの先発は、サモア戦から全員変わっています。
リザーブも含めれば、登録の33名は全員出場機会がありそうです。
勝ち点5もきっちり取る前提でしょうが、最終戦に向けて、日本よりも試合間隔が短いことへの配慮もあるでしょうね。ただ、このチームは欧州の一線級でプレーする選手ばかりなのでメンバーを落としたという印象は薄いですが。