日本 VS アルゼンチン 登録選手 所感

遅くなりましたが、ワールドカップフランス大会の日本代表の4戦目かつプールステージ最終戦、10月8日にナントで行われるアルゼンチン代表戦の試合登録選手が発表されています。現地時間13時、日本時間20時キックオフです。
 
https://www.rugby-japan.jp/news/52234

基本メンバーに大きな変更はありませんが、WTBフィフィタが初登場。
負傷からの復帰を目指していたSH流は間に合わなかったようですね。途中合流した山中がリザーブに入っています。
 
ここに来てフィフィタが初めて起用された意図は、相手のWTBボフェリのハイボール対策なんでしょうかね。フィフィタもそこまでハイボール処理が得意な印象はありませんが、ナイカブラよりサイズはあります。
後半相手が疲れたときにスピードのあるナイカブラを入れるという狙いかもしれません。
 
山中をリザーブに入れる狙いはよくわかりませんが、後半に投入してバックスリーの人の入替を行ってアタックを活性化させる狙いなのかもしれません。
 
対するアルゼンチンは、第2戦のサモア戦をベースにした起用。チェイカHCが考えるベストメンバーなのだろうということです。
前の試合のチリ戦で使った選手をもう少し混ぜてくるかと思いましたが、少々保守的な印象です。
 
前の試合で100キャップを達成したSOサンチェスを中心にしたほうがアタックが活性化するのは間違いないですが、思うにこの選手起用はアタックよりもどちらかというとディフェンスの安定感を重視した布陣。
陣地を取ることに重きを置いて、ペナルティゴール等を交えて確実にスコアで上回る戦い方をしてくる感はあります。
 
彼らがサモアと戦った試合に近いコンセプトだと思いますが、大雨だったその試合と違ってこの日は天気はよさそうなので、ボールはある程度動かしてくると思います。
BKを使ったアタックがこの大会ではあまり機能している印象がないですが、ポテンシャルとしては前に出る力に秀でた選手が多いので、日本としては自由にボールを展開させない対応は必要です。
 
彼らに押し込まれ続けると苦しくなるので、日本もエリアマネジメントをいかにできるかが勝敗の鍵を握りますね。キック戦術の巧拙が重要になりそうです。