トップリーグ2020シーズン チーム別展望②(サントリー)
続いて、前シーズン準優勝チームのサントリサンゴリアスです。
新加入選手は以下のとおり。
名前 | ポジション | 前所属 |
祝原 涼介 | PR | 明治大学 |
辻 雄康 | LO | 慶應義塾大学 |
テビタ・タタフ | No8 | 東海大学 |
セミセ・タラカイ | PR | レベルズ |
トム・サベッジ | LO | グロスター |
ジョー・ラタ | LO | ブリストル |
リチャード・ジャッド | SH | ハリケーンズ |
ジョシュア・スタンダー | SO | ストーマーズ |
サム・ケレビ | CTB | レッズ |
テビタ・リー | WTB | ハイランダーズ |
ウィル・チェンバー | UTB | メルボルンストーム |
日本の大学を卒業して入った選手はやや少なく3名です。
海外出身選手でワールドカップ2019の参加者は豪代表のCTBケレビだけですが、全員がSRを経験しています。
SOギタウやFLマクマーンを筆頭に、優秀な海外出身選手を抱えてはいましたが、頭数はやや不足しており、怪我人が出てしまうとサイズとパワーが足りない布陣になってしまう感がありました。
BKにうまくて速いタイプの日本出身選手は多いものの、FW勝負で劣勢を強いられると、BKで展開するようなゲーム展開に持ち込むことがは難しく、神戸製鋼とのファイナルはそういう終始劣勢の試合でした。
今シーズンは、その反省を踏まえてか、積極補強を敢行した印象です。
前述のとおりのワールドカップ参加者えあるCTBケレビが一番のインパクトですが、LOにサベッジ、ラッタとサイズもあるベテランを加え、SRの経験がある選手を各ポジションに補強しました。
BKにワールドカップ日本代表のFB松島、CTB中村などの人材もおり、また外国籍選手枠、特に3名の特別枠を試合によって柔軟に使い分けられるだけの人材がいるので、対戦相手の強みによって布陣を変えてくると想像できます。
リーグ戦の早い段階で、戦い方を見いだせるかどうかで、最終の順位が変わってくるように思います。
マクマーンが豪セブンズ代表に参戦する動きもあるようですが、上位進出は固いところです。