トップリーグ2021 第5節 登録選手所感①

第5節、ファーストステージは後半戦に入りますが、26日(金)、27日(土)の4試合の登録選手が発表されました。
今回は2回に区切って感想を。

 

トップリーグ2021リーグ戦 東芝ブレイブルーパス 対 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

レッドカンファレンスは、順位の内訳はともかく、サントリー、トヨタ、クボタの3強は確実な情勢。
東芝NTTコムにとっては、4位を狙ううえで大切な試合になります。金曜夜のゲーム。

東芝は前節でリザーブだったトムソンと徳永が先発。12テイラーは初登場で、ずっと先発で出ていたタマニバルはベンチスタートですね。

NTTコムは2ランギが初登場。HOのリザーブもポレですので、HOが2名とも外国籍の選手というのはTLではかなりレアな気がします。インサイドセンターは池田悠希の先発が多かったですが、この試合ではリザーブ。CTBは東芝がNZのコンビでNTTコムが南アのコンビ。どちらが目立てるかが試合の行方に影響しそうですね。

 

トップリーグ2021リーグ戦 リコーブラックラムズ 対 キヤノンイーグルス 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

前節で神戸製鋼と接戦を演じたリコーと、ヤマハ相手に今季初勝利キヤノン事務機ダービーは、よい試合のあとはメンバーを代えないという鉄則どおり、前節とほぼ同じです。

リコーの14ヴァカヤリアは前節はリザーブでしたが先発で登場。リザーブに入ったFLディクソンは今季初登場となりそうです。このチーム日本国籍取得者が多く、オリンピックスコッドの増枠、アジア枠(ファリア)も使っているので、海外出身者がかなり多いです。この試合先発で10名。ただ、他国の代表歴がある選手が一人もいないのは、今季のTLではかなり珍しいような気もします。

キヤノンは、FLサウマキアマナキがリザーブで初登録。兄のWTBホセア・サウマキも同じくリザーブスタートですが、この兄弟のTLでの競演は今までなかったと思いますので、後半の選手交代も注目ですね。

このダービーは競った試合になることが多いので好試合に期待です

 

トップリーグ2021リーグ戦 ヤマハ発動機ジュビロ 対 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

上位争いに踏みとどまるには正念場のヤマハと、接戦も演じながらも4連勝の神戸製鋼との対戦。

トライゲッターのWTBツイタマの怪我の事情もあるかもしれませんが、特別枠をFWに使い、アイルランド人のFLバトラーを6に起用してきました。ヤマハはPR2名も代えてきました。スクラムラインアウトが今一つ安定しないのがなかなか波に乗れない原因の一つだと思いますので、相手は強力ですが、FWの出来は注目のポイントですね。FB五郎丸は不在で、2試合SOを務めたグリーンが再びFBに入ります。ここもテコ入れなんでしょうかね。

ある程度ローテーションはしながら、レタリックとフランクリンは出場している神戸製鋼。2mのうえに機動力もある二人が揃うと相手にとっては脅威であります。モエアキオラがCTBに入っているので、とりあえず彼がボールを持ってクラッシュするシーンが多くなりそうな気がします。

 

トップリーグ2021リーグ戦 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 対 サントリーサンゴリアス 出場選手一覧|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

レッドカンファレンスの首位争いのうえで注目のトヨタとサントリーの一戦。

トヨタはコンディションの問題なのか、キアラン・リードは不在です。リザーブにLOジェンキンスが今季初めて入っています。南ア代表歴があるため、なかなか外国籍選手枠の兼ね合いで出番が限られますが実力は確かな選手です。

サントリーは、外国籍選手の先発がCTBケレビではなく、FLマクマーンであることが注目に値します。FWのバトルで圧力をかけたいという狙いでしょうか。もちろんケレビが不在でもサントリーのBKは強力ですが、CTBとしての突破力は世界でもトップクラスの選手ですので、相手ディフェンスへの影響はあります。まあ、ケレビがリザーブで出てくるのも相手にとっては脅威でしょうから、試合展開への影響に注目ですね。

トヨタのBK陣はパワーもスピードもありますので、サントリーBK陣はディフェンスの頑張りもかなり求められる気がしますね。