トップリーグ2021 第5節 登録選手所感②

3月28日（日）に行われる4試合分です。

 

トップリーグ2021リーグ戦 クボタスピアーズ 対 三菱重工相模原ダイナボアーズ 出場選手一覧｜ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

クボタの3山本はもうすぐ2年目に入るルーキーですがTLデビューですね。2枚の外国籍枠はHOマークスが固定で、クロッティとフォーリーは先発をローテーションしているようです。この日はクロッティが先発、立川がリザーブに入っています。

三菱重工はクボタの重いFWに対抗するためか、LOにウルイヴァイティを入れるなど、FWには大型の選手を多く入れていますね。12リトルは前節の怪我からの復帰戦で、スペースのないところでもするすると抜いていく独特のランを見せていました。両WTBの山本、川上も前節ではいい動きを見せていました。陣地は押し込まれるシーンが多くなるとは思いますが、トライチャンスを確実にものにできれば競った試合も期待できそうです。

トップリーグ2021リーグ戦 パナソニック ワイルドナイツ 対 NECグリーンロケッツ 出場選手一覧｜ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

パナソニックは、LOヒーナンが久々に先発。あとは少しずつローテーションという感じですが、選手数はそれなりにいる割に、結構限られたメンバー内でのローテーションという印象は受けます。

NECもほとんど固定メンバーでの小幅なローテーション。こちらは残念ながらパナと違って選手層の事情が大きいですが。リザーブに入ったFLマシヴォウはTLデビューとなりそうです。

トップリーグ2021リーグ戦 Honda HEAT 対 宗像サニックスブルース 出場選手一覧｜ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

前節の日野とNECの一戦は、ホワイトカンファレンスの最下位決定戦となりそうな位置づけの試合でしたが、レッドカンファレンスではこちらが同様の位置づけとなりそうです。

Hondaは6スクーマンが復帰。出ていた試合では守備時の貢献が大きかったので、ディフェンスの引き締めが期待できるかもしれません。今までの戦いを見ると、トライチャンスを結果にするところで苦労しています。戦力的には戦いやすい相手（それはサニックスにとっても同じですが）ですので、BKの連係からチャンスを多くつくりたいところです。

サニックスでは、初戦で負傷交代した8ウォーレンボスアヤコが復帰。調子が取り戻せていればボールキャリアーとして期待できます。前節のトヨタ戦では、アタックでいい形を見せる前に、ディシプリンの崩壊で試合が決まってしまいましたので、ディフェンス時に余計なことをしないよう徹底したいところです。

トップリーグ2021リーグ戦 日野レッドドルフィンズ 対 NTTドコモレッドハリケーンズ 出場選手一覧｜ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

日野は先週の雨のなかのNEC戦と先発は同じ。もともとベテランが多く、身体の消耗が激しい試合を戦ったあとで、相手はバイウィークを挟んでいる、というのは少々不利な状況でしょうね。接点で劣勢になると、相手に抜け目ないSHと一気に取り切れるWTBがいるので、苦しいかなという感じはします。9プルは好調を維持していますが、ペレナラとのNZ人SH争いは見ものですね。

NTTドコモは、1試合挟んでマピンピが11で登場。日野の中盤はサイズが足りないので、12トゥアのパワーを活かしたクラッシュはかなり効きそうな気がします。