トップリーグ2020シーズン チーム別展望①(神戸製鋼)

 まずは、前シーズンのチャンピオン、神戸製鋼コベルコスティーラーズです。

www.kobelcosteelers.com

 

新加入選手は以下のとおり。

名前 ポジション 前所属
高尾  時流 PR 九州共立大学
今村  陽良 LO 帝京大学
井上  遼 FL 明治大学
ブロディ・マクカラン FL 帝京大学
小畑  健太郎 SH 帝京大学
池永  玄太郎 CTB 天理大学
アタアタ・モエアキオラ WTB 東海大学
韓  尊文 CTB 流通経済大学
ラファエレティモシー CTB コカ・コーラ
平原  大敬 PR 豊田自動織機
セフォ・カウタイ PR チーフス
ブロディ・レタリック   LO チーフス

 

優勝した前シーズンから、主力では豪代表のアシュリー-クーパーが抜けただけで、NZ代表のLOレタリック、ワールドカップ2019の日本代表、CTBラファエレ、WTBモエアキオラなどが新加入。

 

今シーズンは各チームが積極的に戦力補強していますが、各ポジションに偏りがなく、戦力が充実しているという点ではNo.1でしょう。誰が出場しても大きく力が変わらないチームになっていると思います。

総当たり戦の長いシーズンにも十分に対応できる選手層があり、やはり優勝候補の筆頭といえます。

 

大学卒業のタイミングでSRのチーフスでもプレーしたモエアキオラは別格としても、新卒の選手にも将来性のある選手が多くいます。選手層が厚いため出場機会は限られてくると思いますが、こうした選手が成長してくれば、より盤石な布陣になります。

帝京大学出身のマクカランはカップ戦などでもすでに出場しており、出番はある程度与えられると思います。

 

このチームは、ラファエレもそうですが、人気者になったPR中島イシレリや、ベテランのWTBアンダーソンも日本国籍を取得済で日本人選手として出場することができるため、サイズとパワーのある海外出身選手を多く配置することができ、その点有利でしょう。

 

新加入のレタリックのほか、フランクリン、ハッティングが2m級。サイズは彼らほどではないものの、韓国人でアジア枠で起用できる張碩煥もLOとして優秀です。

FW戦ではどのチームとも互角以上に渡り合えるうえに、10番の位置にはオールブラック巣のレジェンド ダン・カーターがおり、彼が不在でもパーカーが控えています。

 

ワールドカップ日本代表のFB山中のほか、PR山下、SH日和佐など、経験値豊富な日本出身の実力者も多く、不安要素がほぼないチームです。

張 碩煥

張 碩煥