トップリーグ2021シーズン チーム別展望⑨(神戸製鋼)

続いてホワイトカンファレンスの8チームです。

 

まずは2018-2019シーズンの覇者、神戸製鋼コベルコスティーラーズ

 

名前 ポジション 前所属
尾池  亨允 PR サニックス
高橋  陽大 PR ロトルアボーイズ高
松岡  賢太 HO 明治大
粥塚  諒 FL 流通経済大
アーロン・クルーデン SO チーフス
李  承信 SO 帝京大(中退)
中  孝祐 WTB 関西学院大
濱野  隼大 CTB ロトルアボーイズ高
ベン・スミス UTB ポー

 

www.kobelcosteelers.com

 

オールブラックスで50キャップのSOクルーデンと、84キャップのUTBベン・スミスは当然強力な即戦力。ダン・カーターとアンドリュー・エリスが去ってからこの二人が加入する、このチームの強化への執念はすごい、としか言いようがありません。

 そもそも、ワールドラグビー発表の過去10年間ベストフィフティーンに同じチームから2名(4のレタリック、15のベン・スミス)が選出されている時点ですごいですが。

 

さて、新戦力としてはサニックスから来たPR尾池も即戦力と言えるでしょうが、それ以外の新加入は若い選手たちで、育成対象というような位置づけですね。
もともと強力なメンバーが揃っているので、必要な箇所だけを補強したという印象です。


日本の大学を卒業していない、20歳未満の選手が3名加入しているのも特徴的で、この日本を代表する強豪チームの動きは、新 リーグの今後の選手獲得の在り方も踏まえて注目されます。

 

もともと選手の層が段違いに分厚いうえに、補強も強力なので、優勝候補筆頭であることは間違いありません。

2019年ワールドカップの日本代表だった、PR中島イシレリ、CTBラファエレティモシー、WTBアタアタ・モエアキオラがカテゴリA(日本人)で起用できるうえ、ほかのNo8ナエアタルイ、WTBアンダーソンフレイザーも強力な選手である時点で相当に有利に戦えます。