ウルグアイ代表第1戦 試合所感

6月18日、秩父宮ラグビー場で行われた日本代表とウルグアイ代表の試合は、34対15で日本代表が勝利しました。

 

 
当たり前の話ですが、前向きに捉えようと思えば前向きに、逆にも捉えられるような内容の試合だったように思います。
 
前向きな材料といえば、中心選手の何人かが欠けているとはいえ、WC出場を決めているチームに代表候補のNDSのチームでしっかり勝ちきったこと。
 
ただ、ウルグアイは人口350万人ほどの小国で、選手層はWC出場国の中ではかなり薄い方のチーム。
この日はボールを受けたFWを当てていく、かなりシンプルなアタックを繰り返していましたが、フランスのカストルでプレーするSHアラタなど、アタックに変化をつけられる選手がいればもう少しアンストラクチャーな状況をつくろうとしたかもしれません。
国内選手中心のチームが日本代表に対し現時点で通用することがなにかを試そうとしていたような印象もあります。
 
そのチームに対して、相手がかなりミスや反則を繰り返すなかで、お付き合いをするようにミスをして、前半にあまり有効なアタックができずに攻めあぐねたことはホーム側としては軽く見ない方がよいのでしょう。
スコア的には快勝と言えるとしても、一対一に負けて大きくゲインされるシーンが割と見られたことから手放しでは喜べないでしょうね。
 
代表HCのJJの苦い表情が多くテレビ画面に映し出されていたのも彼の試合の印象を物語っていたように思います。
日本代表の選手のコンディションの影響などもあるのでしょうが、この試合の後に発表された日本代表への昇格はFWばかり4名だったことも、この試合のBK陣に対するJJの評価を表しているように感じます。