リーグワン2022 第4節 登録選手所感(ディビジョン1)

1月29日(土)、30日(日)のメンバーが発表されました。
予定どおりでいけば、ディビジョン1ははじめて6試合が開催されそうです。

先週棄権したチームも選手が最低限揃うコントロールはできていたのかもしれません。
ディビジョン1は、先週の第3節で本来6試合のうち2試合しか成立しませんでしたので、2週間ぶりの試合というチームも多いですね。


ブレイブルーパスvsヴェルブリッツ

何人か初登場の選手がいるブレイブルーパス
FLリーチは第2節に引き続き不在。第2節で複数試合の出場停止になったLOディアンズ、CTBファアウリも当然不在です。
相手はFWが強いチームなので、ディアンズがいないことによるパワーバランスへの影響が気になりますね。

ヴェルブリッツは、なかなか来日できなかった南ア代表の15ルルーが帰ってきました。第2節ではアタックがあまり機能しなかった印象ですが、最後尾から効果的なアタックを仕掛けられる名手の参加でどのような変化が生まれるか注目されます。
コンディションの問題か、テコ入れかは不明ですが、このチームの本来のSOクロニエが不在で、ファルコンが代わりに先発に入っています。前の試合でFBトゥポウがWTBに入っているあたりもテコ入れでしょうか。


スピアーズvsグリーンロケッツ

開幕節が中止だったもののその後の2試合は消化したスピアーズと、対戦相手の影響で2試合中止となったグリーンロケッツの対戦。
地力うんぬん以前に2試合プレーしたチームと、2試合中止だったチームの試合勘の差はいかんともしがたいような気はしますが。

さて、スピアーズは前節でリザーブだった2マークスが先発に。初戦で負傷していた12立川も復帰。
前節はチャンスをスコアに変えるところで苦戦していた印象なので、アタックに改善が見られるか注目されます。

グリーンロケッツは、前節で発表だけされたメンバーに9田中が外れていましたが、この試合では先発ですね。
SOがレメキではなく、本職のF・スミスなのは前節発表時と同じ。レメキはCTBに入りますので、WTBと違うポジションに挑戦するのは初戦と同様です。外国籍選手の枠をできる限り有効活用したい狙いは初戦と同じですので、連係面がどう出るか注目です。


スティーラーズvsワイルドナイツ

前節で両チームがともにゲームを戦っている、ディビジョン1では今節唯一のカードです。
ワイルドナイツはまだ今季2戦目で、3試合を消化してはいるもののスティーラーズもまだ本調子とはいえなさそうですが、今節の注目カードといえるでしょう。

スティーラーズは前節のバックマンに代わって、12李が先発。ゲームメイクのセンスに期待ができるとしても、相手のワイルドナイツのCTBコンビの圧力が強烈なので、フィジカル面でやや不安はあるような気がします。

ワイルドナイツは、メンバーとしてはベストに近いので、前節でやや乱れも見られた連係面の整備が進んでいるかがポイントになりますね。


ブラックラムズvsサンゴリアス

2試合目のブラックラムズと、3試合目のサンゴリアス

大東大OBの4タラウ・ファカタヴァに代表資格があるかはわかりませんが、5レエスアス、10アイザック・ルーカス、15マッガーンはカテゴリA以外の選手。11ヴァカヤリアはセブンズ代表歴があります。
2試合空いたので試合勘がよくわかりませんが、ブラックラムズは基本的にはブレイクダウンを頑張って相手の速攻を送られる戦術をとるはずです。

一方のサンゴリアスは、コンディション不良なのかローテーションなのかは不明ですが、LOホッキングスやFBマッケンジーが不在。
和製LOコンビはフィジカルバトルを頑張る必要がありますね。
12森谷は移籍後初登場。BK陣は13ケレビ以外はフィジカルを強みにする強い選手ではないので、スピードを活かしたアタックができるか注目されます。


イーグルスvsシャイニングアークス

イーグルスは、10田村と13南橋が先発に復帰。
前節出ていたWTBマレーは足を怪我した影響もあるのか、不在です。
前節ではワイルドナイツに力の差は見せつけられましたが、好調のアタックを持続できるかが鍵になりますね。
 
シャイニングアークスの方は、FBフォラウはいません。彼の個人能力に頼らないアタックを組み立ててくるはずです。
レイドローとブラックのハーフ団は初の公式戦になりますので、今後のチームの浮沈を占ううえでも注目されます。
 
 
 
これがようやく初戦となるブルーレヴズと未勝利のレッドハリケーンズ。どちらも勝利がほしい試合です。
 
ブルーレヴズは、試合感の問題も心配ですが、今までも書いてきたように、FWのサイズがありません。
早めにボールを動かしてBKを活かしたいところです。
先発はカテゴリA以外の選手を5名使っているように思えるのですが、内訳がちょっとわかりませんね。
 
レッドハリケーンズは、選手がなかなか揃わず、連係面も課題です。
新加入て初登場の10ロンバートのゲームメイクが注目ですね。
ディシプリンを保って粘り強く戦えるかが鍵になりそうです。