日本代表 VS フィジー代表 登録選手 所感

8月5日(土)に秩父宮ラグビー場で開催される日本代表対フィジー代表の試合登録メンバーが発表されています。
19時15分キックオフですが、この試合も特にアイランダーにとっては高温多湿の過酷なコンディションとなりそうです。
日本代表にとってはWCメンバー発表前の、国内最終テストマッチとなります。

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フィジーは移動距離と日本の酷暑を考慮に入れてか、最低限の人数と滞在期間での来日。欧州でキャリアを積む有力選手も一部いますが、SRパシフィックのフィジアンドゥルアでプレーする若手が中心のスコッドです。
とはいえ、人口などの事情もありますが、サモアやトンガよりも選手層が厚いので、日本にとって強敵であることは変わりありません。酷暑のなか、彼らの得意な機動力がどれぐらい発揮できるかどうかは何とも言えませんが。

日本代表は、前のトンガ戦から先発の変更は4名。
4年前のWCメンバーである、FLラブスカフニが怪我から復帰し今年初先発。前の試合のリザーブからLOムーア、SO松田、FB松島が先発に繰り上がりです。また、代表候補である下川がリザーブでチャンスを与えられたことも注目点と言えそうです。

怪我の程度はわかりませんが、ディアンズ、ウヴェ、タタフなどFWを中心に負傷者は多い状況のよう。
起用できる選手が少ない事情はあると思われるものの、かなりメンバーが固定されている感があるのはWC本番に向けては不安材料といえます。メンバーの固定によりプレーの精度が上がるのであればよいのですが、残念ながらあまりそういう感じでもないので。

フィジーはオフロードでつなぐのが得意なチームですが、この暑さのなかでどこまでやってくるかは不明。ただ、サモアやトンガよりはボールを動かしてくるとは思いますので、日本のディフェンスが対処できるか。
また、アタックの局面でしっかり意図を持った展開ができるか、といったところが見どころとなりそうです。