サンウルブズ　新加入選手

2月10日、新加入選手の発表がありました。

トヨタのSH福田健太、先日の吉田杏に続き、トヨタからの加入です。

福田も吉田も今シーズンTLではプレーしていません。

本人たちが軽い決断をしたとはもちろん思いませんが、サンウルブズはTLで出番がない選手の救済機関ではないはずです。

TLで出番が限られている選手がSRに来たところですぐに適応できるとは到底思わない、というのが筆者の本音です。

ROUND2まで見る限りでは、各チームともシニア･中堅の選手が大量離脱しているので、リーグとしてスケールダウンしている感があるのは否めないと思うものの、TLよりも身体的にも戦術的にもはるかに難しいリーグであることは変わりないでしょう。

意を決してこのチームに参加したであろう選手を責める気はありませんが、SRの試合のチケットはTLの倍以上はするという現実を選手（特にTLチームに所属する社員選手）はよく意識してほしいと思います。

自分たちのプレーに値札が付いているということを選手一人ひとりが自覚することなしに、入場料や放映権料を主たる活動資金に充てようとしている新リーグが成功することはないはずだからです。

大久保氏も沢木氏も、日本人だから優先的に起用するという甘い考えは持っていないはずですが、まずチームとして勝ちに行けるメンバーを選び、次に次世代の日本代表を担うであろう選手を鍛える、という優先順位を間違えないようにしてほしい。

経験豊富な海外出身選手とチームのなかで切磋琢磨し、厳しい競争のなかで出番をつかんでこそこのリーグで戦う意義が生まれる、というものだと思います。