TL2021開幕節の2試合延期が1月12日に発表されたところでしたが、本日他のチームの感染状況も明らかになり、開幕日の延期が決まりました。
NEC3名、神戸製鋼10名、東芝5名の陽性者が確認されたとのことです。
12日に発表されたサントリーのリリースによると、感染防止対策として定期的にPCR検査を実施していたようです。
各チーム個々のやり方はあれど、それなりの対策を行ってきたであろうなかで出てきた結果です。
ラグビー特有の大人数が行動を共にする事情もあると思いますが、今の日本の感染状況で、大がかりな集団検査を行えば、このぐらいの割合で陽性が出てくるということを示しているのではないでしょうか。
さて、代替フォーマット、開幕日は関係者間で調整のうえであらためて発表されますが、2月中旬の開幕を目指したいということのようです。
元々のフォーマットでは、レッド、ホワイトの2カンファレンス、各8チームのなかで順位を決定(ファーストステージ)、そしてトップチャレンジリーグを戦った上位4チームが合流して計20チームを5グループに分けて順位を決定(セカンドステージ)というものでした。セカンドステージ後に最終順位決定のプレーオフが行われます。
セカンドステージに1ヶ月を要する予定ですので、日程から想像するに、セカンドステージを省略して、20チームが出揃ったところで順位決定トーナメントを行う想定ではないかと思われます。
一応今の予定では、今シーズンでTLが終了し、新リーグに移行することになっており、トップチャレンジも含めて序列を決めておく必要がありますので、20チームでの順位決定は端折れないのでしょう。
そのトップチャレンジでは、豊田自動織機でも陽性者が出たため、中国電力との開幕戦はキャンセルになりました。
ただ、他の試合については、現状では延期の知らせは出ていません。
TLと比べれば観客への影響が限られているので、強行にでも試合を消化してしまおうという考えなのでしょうかね。
まだまだ今シーズンは二転三転があるような気がしますが、無事に試合が行える状況になることを期待します。
個人的な考えでは、実戦の間隔をあけないため、無観客であったとしても試合を消化することを優先した方がよいように思います。
【1月15日追記】
トップチャレンジも開幕延期が発表されました。
こちらもTLの下部の位置づけとはいえ、チームの母体は大企業が中心ですから、世間体を気にしないわけにもいかないのでしょうね。
リーグ参加の9チームによる総当たりですので、TLのファーストステージよりも2節多い9節を消化する必要があります。
世間の関心もTLより少ないので、検査体制など、感染対策のルールが整えられたら、無観客だとしても、試合を速やかに再開した方がよいと個人的には思っていますが。
気温が低く、乾燥が続くこの季節、どんなに対策を徹底しても、シーズン中に感染者を0の状態で進めることは難しいでしょうから、どのような条件を満たしたら試合が実行できるのかの基準がもっとも重要になる気がします。
お国柄の違いもあるので何とも言えませんが、感染爆発のさなか、リーグ戦を消化している英国などが参考になるかもしれません。