リーグワン2022 第8節 登録選手所感(ディビジョン1)

ディビジョン2では1試合が開催中止となっていますが、ディビジョン1は全6試合が開催の予定です。
 
今節のメンバー発表から選手の出場枠のカテゴリーが表記されるようになりました。
土曜日の試合のメンバーは昨日発表されましたが、そのときにはなかったような気がします。
 
わかりやすくなったので、改善と言えると思います。
なぜこの人がカテゴリAなのか、経歴的に疑問の人もいたりしますが、裏では居住実績の細かい計算があったりするのでしょう。
 
 
サンゴリアスvsスティーラーズ
 
 
この試合は金曜夜開催です。秩父宮の金曜ナイターの狙いはわかりますが、もう少し暖かくなってからでもよかったような気が。
 
サンゴリアスは、和製LOコンビで臨んできました。
ローテーションか、あるいはBKにWTBリーを入れたいからかもしれません。彼がいないとアタックにちょっとパンチがない印象がありますしね。
一方でスティーラーズは二列目、三列目は重い選手が多いので、FW戦の優劣が勝敗に影響しそうです。
 
スティーラーズは感染の影響で2試合飛んだので、試合勘の不安はあります。
ブレイクダウンで頑張って、うまく相手に展開させないゲームに持ち込みたいところ。
 
 
 
レッドハリケーンズも試合感の不安があり、またメンバーもなかなかベストとは言えないなか、ワイルドナイツとやるのは少々苦しいものがあります。
個々の選手が頑張ってゲインしてもスコアに結びつけられていない感があるので、その点が改善されているかですね。
 
ワイルドナイツはローテーション色も多少感じますが、それでも選手層は厚いなという印象。
主軸の選手は変えていないので、メンバーをいじった影響はほぼないのだろうなと思います。
 
 
 
経験が少ない選手も少し試してみる意図も感じられるスピアーズ。
戦術がチーム全体に徹底されている印象はあるので、新しく出た選手も自分の役割を果たせるのではないかという気がします。
 
FWが強いチームに対し、あまり強くないチームが臨む構造。
ブルーレヴズは簡単に自陣に入れてしまうと苦しくなると思いますので、不要なペナルティを極力減らしたいですね。
 
 
 
今シーズンあまりBKが活躍していない印象のヴェルブリッツ
強いFWを活かして、BKが走れる展開に持ち込めるかに注目したいですね。
 
前節は接戦をものにしたシャイニングアークス
ここで連勝できれば、戦い方が安定してくるようにも思います。
 
 
 
連敗しているものの、内容はさほど悪くないブレイブルーパス
上の方にいけるか、ずるずる下に行くかの分かれ目になりそうな気がします。
 
イーグルスはボールを展開させるゲームプランは変わらないと思いますが、ブレイブルーパスと逆の立場で、勝てば上位をうかがえるようにも思います。
 
 
 
LOストーバーグはこのチームではおそらく初先発のように思います。
この力で前に出られるBKが入っているので、SOルーカスが自ら走る以外のアタックが混ぜられれば面白くなると思います。
 
グリーンロケッツは、個々のプレーの精度を高められれば、不戦勝以外の初勝利も見えてくると思います。
チームとしての継続性に注目したいですね。
 

リーグワン2022 第7節 試合所感(ディビジョン1)

第7節で行われた5試合をざっと見ていきます。

本来はグリーンロケッツの勝ちゲームだったのではないかという印象の試合。

結果的にはイエローカードで一人足りない10分間に2トライ奪われたことが痛かったですね。

また、SOに入って、キッカーも務めたレメキが4本蹴って1本も決まらなかったのも痛い。計算上は全部決まっていれば勝っていたことになりますからね。

戦術的に彼がSOに入るときがあるのはいいとしても、キッカーは別にした方がよい気がします。

ブルーレヴズはスコアはある程度できるが守り切ることもできないというチームになっていますね。フィジカル、サイズ的に難しい面もあるのでしょうが。

現状ではこの両チームは入替戦に回る可能性が高いような印象です。今のところ。
グリーンロケッツはメンバーが揃っていなかったり、チームの完成度がまだまだであったり、という点で伸びしろはあるようにも思いますが、ブルーレヴズはチームのベースは昨年からあまり変わっていないことを考えると、ここからの成長はちょっと厳しいように感じます。

 

サンゴリアスはアタックの形が整えばスコアできる気配はありましたが、ワイルドナイツのディフェンスが途中から機能し出して、あまり有効なアタックができませんでしたね。

出場停止中のFLタタフなど、ペネトレイターがもう一枚加わらないと、ちょっと単調というか、ディフェンスがしっかりした相手には苦しい印象も受けました。
CTB中村はボールキャリーを意欲的に行い、気合は感じさせましたが、ちょっと淡泊でボールを失うシーンが多かったですかね。

今シーズンのワイルドナイツは、過去のチームと比べると、割と序盤にあっさり失点することが多いような気もします。このあたりは試合勘の問題もあるのかもしれません。
試合の途中で修正してくるのはさすがですが。

 

スピアーズがなかなか勝てなかった相手に勝利し、充実感を見せましたね。

LOヘルウヴェが試合前の怪我で青木にメンバー変更になりましたが、トンガ系の選手がほとんど日本人選手として出場できるという優位性はやはり大きいなと思います。

ある程度のメンバーを揃えられれば、どのチームとも互角以上に持ち込めるチームになったと思います。


ヴェルブリッツは試合勘の問題もあるのでしょうが、まだまだチーム練度が高くないという印象。
優秀な選手がいても、あまりチームとして有効に活用できていなくて、バタバタした戦いをしているように思いますね。
 

双方ミスがあってスコアチャンスを活かせず、結果ロースコアになった感がある試合。

 
シャイニングアークスは選手の顔ぶれの割にはまだそこまで質の高いアタックができていないように思います。試合が安定して消化できていないこともあると思いますが。
LOトンプソンの復帰試合に勝ち切れたのは今後に弾みをもたせるうえでも大きかったかもしれません。
 
ブレイブルーパスは、以前からペナルティが多くてもったいない試合をしているように思いますね。
内容は悪くないので、勝ちを重ねれば、もう少し安定した試合運びができるようになる気もしています。
 

終わってみればスコアほどの差はなかったかなという印象のゲーム。

 
前半のブラックラムズに判定の妙とも言えそうなスコアチャンスがありましたが、それによっては違う展開になっていたかもしれません。
このチームは毎試合ペナルティが多すぎて、もったいない感じがします。
 
この試合、イーグルスの田村のキックがいい方に転がっていました。
ハマるときとそうでないときの差が大きい感じはしますが、この日はよい出来だったと思います。



 

リーグワン2022 第7節 登録選手所感(ディビジョン1)

前節で感染者を出したスティーラーズレッドハリケーンズの試合が中止になることは早々に発表されていましたが、第7節は残りの5試合は開催される予定。

 

グリーンロケッツvsブルーレヴズ

相手の都合で勝点はあるものの未勝利のグリーンロケッツと、調子がなかなか出ないブルーレヴズ。いずれもこの試合は勝っておきたい両チーム。

 

グリーンロケッツはメンバーが揃わないのかなという印象もなきしにもあらず。WTBが本職の児玉のCTBでの出場はあまり見ない気がします。

BKは走力のある選手が多いので、少しずつフィットしてきたSOレメキからの仕掛けを起点に相手のディフェンスラインを攻略したいところ。

 

今シーズンのブルーレヴズの戦力を鑑みると、確実に勝てそうな相手は正直あまり見当たらないので、勝点を取りたいところでしょうね。

相手のディフェンスの綻びをつく連係面はこちらの方が成熟していそうなので、成熟度の差が勝敗を分けるかもしれません。

 

 

ワイルドナイツvsサンゴリアス

今節の目玉といえそうなカード。

 

ワイルドナイツはある程度メンバーが固定されてきて、新メンバーも連係が徐々に深まってきた感があります。

FB野口のコンディションの問題なのかもしれませんが、山沢がこの位置に入っているのが目を引きますね。

 

サンゴリアスもほぼベストといっていいメンバー。

昨シーズンの決勝では、CTBケレビが怪我で不在でしたが、相手への圧という意味でこの人がいるといないの差は大きいように思います。

 

 

スピアーズvsヴェルブリッツ

安定感が出てきたスピアーズと、まだ何とも言えない出来が続くヴェルブリッツ

 

ヴェルブリッツもパワーがあるメンツが揃っていますが、スピアーズのFW陣に勢いを出させないかがポイントになりそうです。

 

ヴェルブリッツは、WTBで出ることが多かったトゥポウと岡田がCTBでコンビを組むというのが目を引きますね。

 

 

シャイニングアークスvsブレイブルーパス

消化試合数が多くないということもあるのか、まだ安定感が乏しいシャイニングアークスと、前節はワイルドナイツ相手に十分戦えるところを見せたブレイブルーパス

 

シャイニングアークスのFW陣はそこまでパワーがある印象がないですが、相手に勢いを出させないかがポイントになりそうです。

前節はお預けとなりましたが、LOトンプソンは再デビューとなるかどうか。

 

ブレイブルーパスのLOピアスは前節の怪我のためと思いますが不在。代わって入ったパイルも2m。ディアンズと新たに2mのLOコンビは引き続きということになります。リーチも先発に復帰。

前節ではCTBベイトマンがアタックの際にいい仕事をしていたので、彼のところからチャンスが生まれることも多そうです。

 

 

ブラックラムズvsイーグルス

あまりメンバーを代えてこないブラックラムズ

FWがよく頑張っていますが、余計なペナルティには気をつけたいところ。

 

似たような力関係のように思いますが、上位を狙うには勝っておきたいイーグルス

ボンドがFBの位置に入るのはあまり印象にないような。

LOリアキ・モリはこのチームで公式戦は初めてかもしれません。

リーグワン2022 第6節 試合所感(ディビジョン1)

ディビジョン1で開催にこぎつけたのが2試合だった第6節。

2試合とも土曜の試合でしたが、気象条件としては雨だったり寒かったり、あまり快適な感じではありませんでした。

 

 

雨のヤマハスタジアム

雨で得意のボールを展開スタイルをやりづらく、また13人で戦う時間が20分ぐらいあったなかでもイーグルスが勝ったのは地力の差がちょっとあったかなという印象のゲーム。

ホストゲームということでブルーレヴズも気合は十分に感じられましたが。

イーグルスの沢木HCは良くも悪くもSO田村次第というチームをつくっている感じですかね。50:22キックの巧みに使ったシーンがありました。

 

 

一方、寒い17時キックオフの熊谷。

もともとほかのゲームと開始時間を分散させるつもりだった意図は理解できるのですが、なぜ熊谷駅から遠いこのスタジアムでの試合を17時で組むのか謎です。

車で来る人が多いスタジアムとはいえ、鉄道利用者への配慮は感じられませんね。しかもこの季節ですしね。

 

さて、試合自体は、最後にWTBコロインベテなどこの力の差も出ましたが、好ゲームになりました。

登録選手所感でも書きましたが、今シーズンのブレイブルーパスが昨年よりもやれている印象なのは、ディアンズとピアスのLOコンビの活躍がありますね。

ピアスは機動力があって日本ラグビーにすぐフィットしました感があります。終盤に肩を負傷したようなので今後への影響が心配ですが。

CTBベイトマンも緩急の使い方など、さすがにベテランの渋い味を見せています。

 

ワイルドナイツはFW戦では結構押されている場面もありましたが、少ないチャンスを確実にものにするあたりはいつものこのチームという印象です。

日本出身選手も海外出身選手も個の力があるので、シンプルにやっていても強いですね。

 

 

 

 

リーグワン2022 第6節 登録選手所感(ディビジョン1)

先週はバイウィークだったディビジョン1。

先々週の第5節は初めて全6試合が成立しましたが、今節はグリーンロケッツに感染者が出て、サンゴリアスとのゲームが中止となりました。

 

という前提で記事をまとめていたら、メンバーが発表された後に以下の試合も中止になりました。太字が試合中止の原因となったチームです。

ヴェルブリッツvsスティーラーズ

レッドハリケーンズvsシャイニングアークス

ブラックラムズvsスピアーズ

太字のチームが勝点0、対戦相手が勝点5となることも発表済。同様に冒頭にあげた対戦も、グリーンロケッツが0、サンゴリアスが5です。

 

せめて登録メンバー発表後の中止はなんとかならないかと毎度思いますが、ラグビーという競技では練習などの準備の兼ね合いで難しいのでしょうかね。

 

さて、試合予定は残りの2試合です。

 

ブルーレヴズvsイーグルス

ブルーレヴズのLOは和製コンビですが、双方190cm弱というサイズ感は新リーグではほとんど見ない気がします。

FW戦で頑張らないと一方的な試合になる可能性もあるので、FW陣の奮闘が期待されます。

 

序盤の好調が少々足踏みという状態のイーグルス流経大出身の新卒タカヤワは本職がCTBでしょうがWTBでの先発です。

 

 

ワイルドナイツvsブレイブルーパス

先発、リザーブの入れ替わりはあるものの、ほぼ同じメンバーが起用されているワイルドナイツ

新しい選手にもチーム戦術が徐々に浸透してきた印象があります。

 

ブレイブルーパスもあまり変わり映えはしませんが、LOコンビを中心にFW戦を頑張りたいところ。

ペナルティがかさむと厳しくなるので、規律高く臨みたいところです。出場停止明けのCTBファアウリが戻ってきました。

 

 

 

リーグワン2022 第5節 試合所感(ディビジョン1)

初めて6試合が成立しました。

試合内容は、試合消化数の違いによる試合感覚の差もあるでしょうが、大味な試合が目立ったように思います。

ざっくりと感想を。

 

前半にシャイニングアークスがアタック時の不要な反則で、ワイルドナイツに簡単に前進させていたゲーム展開で早くも勝負ありという試合でした。

ピッチを大きく使ってボールを展開させるという意図は伝わりましたが、ほとんど敵陣に入れず効果的なアタックにはなっていなかったように思います。

 

ワイルドナイツは、前半早々にラインアウトからのモールで得点を重ねられたので、楽になりましたね。

この日はFLガンターが頑張っていましたし、ジャッカルの名手FLボーシェーもいましたのでブレイクダウンの攻防はかなり有利に進めていました。

シャイニングアークスNo8ギルがいれば、もう少しブレイクダウンの優劣が変わっていたかもしれません。

 

 

 

雪が舞う瑞穂ラグビー場。冬枯れしている芝生の様子が、映像で見ていても寒々しい感じでした。

結果的に僅差になりましたが、ヴェルブリッツのSOファルコンのキックがもう少し当たっていたら、もう少しホスト側に余裕があった試合ではなかったかと。

 

ブラックラムズは、SOアイザック・ルーカスがランでビッグゲインしないとなかなかチャンスになりませんね。

このチーム、アタック時にちょっとイージーなハンドリングエラーが多い気もします。

中位でそれなりに奮闘しているとも言えますが、アタックの精度やディシプリンの部分をもうちょっと整備すれば、もっとできるのではないかと思います。

 

ヴェルブリッツは相手にあまりチャンスをつくらせなかったと言えますが、自分たちのチャンスも効果的に活かせなかったですね。

質の高い選手がいるので、局面局面ではいいプレーもありましたが、ロースコアの展開にお付き合いしている印象でした。

 

 

前半で勝負が決まってしまったようなゲーム。

ブルーレヴズが相手のアタックを受けてしまってなす術もなく失点を重ねてしまいました。

和製選手が全体にサイズが乏しく、海外出身選手で起用できる選手も限られているという状況では、こんな感じのゲームが増えてしまいそうな気配があるので、相手のアタックにスピード感を出させない工夫が必要かと思います。

 

ブレイブルーパスは、ディアンズが利いていましたね。そういう点では、減免措置で1試合早く戻ってこれてよかったかなと。ピアスとの2mのLOコンビは運動量もあるので、相手には脅威になります。

大差がついていたので、後半の失点に関しては何とも言えませんが、局所局所のプレーの精度を高めていけば、上位相手にもいい勝負ができそうです。

 

 

イーグルスはキック戦術がはまらないとこういう展開になるのかなというゲーム。キックからカウンターされてあっさり失点という状況が多かったですかね。

できる限りボールを外に出さず、プレータイムを長くするというコンセプトはあると思いますが、チーム全体での意思統一をもっと徹底する必要があるのでしょう。

 

スピアーズは外国籍選手起用のルール変更で恩恵を受けたチームの一つですが、FWの並びがきわめて強力なので、どういうスタイルのチームに対しても互角以上の勝負ができるチームになった印象です。

 

 

レッドハリケーンズは、怪我人の影響で選手繰りも苦しいなかでディフェンスも粘っていたと思いますが、簡単に抜かれるシーンもあり、なかなか厳しいですね。

アタックではキックで工夫するシーンもいくつか見られ、継続すれば実になりそうな気配もするような気はします。

 

サンゴリアスは、選手のローテーションもあり、チームとしてそこまでパフォーマンスが高い感じはしませんでしたが、能力の高い選手が差を見せた感はあります。

 

 

グリーンロケッツは、最初にモールでトライを取り切ったシーンなど、チームとして集中できていたところも色々とあったと思いますが、劣勢の状況でペナルティが増えてしまうあたりが勝てない要因なのでしょうね。

新加入の選手が多いチームなので、継続してチームの形をつくっていければ、シーズン後半には上位チームとももう少し戦えるようになる気はしています。

 

スティーラーズは、相手のレベルの事情もあるでしょうが、前節よりは落ち着いた試合運びができていたと思います。

この試合でハットリックのモエアキオラはシーズン通して動きがよいですね。

リーグワン2022 第5節 登録選手所感(ディビジョン1)

ディビジョン1の第5節のメンバーが発表されましたので、簡単に見てみます。

 

予定どおりでいけば、全6試合が挙行できる見込みですが、先週もそのようなことを書いて、結局1試合キャンセルになったので。。

 

ブレイブルーパスvsブルーレヴズ

 

ブレイブルーパスは、レッドハリケーンズ戦での危険なプレーによる2名の出場停止処分が減免されたため、4ディアンズがこの試合からプレー可能に。

 

5ピアスと2mコンビが揃った方が相手にとってはより脅威でしょう。

FLリーチがリザーブに戻ってきましたね。

 

混シーズン2試合目のブルーレヴズ。

出場選手は先週から少々変わりましたが、カテゴリA以外の選手の内訳がこのチームの場合よくわかりません。

6ナイサラニ(豪州)、8スミス(南ア)、12タヒトゥア(トンガ)は他国の代表歴ありの選手。残る14ファリア、15グリーンは5年の居住資格を満たしているようには思えないのですが。裏事情があるのかもしれませんが、このリーグはそういうところが公開されないので不明です。

いずれにせよ、ボールを展開すれば勝機はあると思いますが、早い展開をブレイブルーパスは阻止しようとすると思うので、接点の攻防が差を分かちそうです。

 

 

シャイニングアークスvsワイルドナイツ

 

前節、リスク回避だったのかメンバーが足りていたはずなのに試合をキャンセルしたシャイニングアークスと、「諸事情」でメンバー発表が数時間遅れたらしいワイルドナイツとの微妙な一戦。

 

シャイニングアークスは2試合空いたので、試合勘の問題はあるはずです。

15フォラウが戻ってきました。8にはこのチームではLOをやることが多いトゥポウが入ります。SHレイドローはリザーブスタート。

 

ワイルドナイツは、ローテーションかもしれませんが、LOクルーズが不在、CTBパークスもリザーブスタートです。パークスに代わってアソが初めて先発で12に入ります。代わりの選手も十分にキャリアがありますが。

 

ジャッカルの業界では世界的な名手、7ボーシェーがいますので、シャイニングアークスはブレイクダウンでの攻防により注意する必要があるはずです。

 

 

ヴェルブリッツvsブラックラムズ

 

ヴェルブリッツのカテゴリA以外の先発は、5トゥイプロトゥ(NZ)、6デゥトイ(南ア)、15ルルー(南ア)の強力な3人に、10ファルコン、13ローレンス。

数が合わないのは先ほどブルーレヴズのところでも疑問を呈しましたが、アジア枠は新ルールでなくなったと言われていて、実は生きているのではないかと思えてきました。

このチームのローレンス、あるいはブルーレヴズのファリアは、昨シーズンはアジア枠で出場していました。どうでもいいといえばどうでもいいことですが、数が合わないように思うので。

 

ブラックラムズはあまりメンバーが変わりませんが、リザーブのLOフォックスは初登場となりそうです。

このチーム、勢いだけでなく、ゲームの流れを落ち着かせられるBKのリーダータイプがいれば、もう一段違うチームに慣れそうですが、あまりそういう雰囲気がないんですよね。とはいえ、勝てるチャンスは十分あると思いますが。

 

 

レッドハリケーンズvsサンゴリアス

 

メンバー選考に関しては、引き続きなかなか苦しいレッドハリケーンズ

二列目、三列目がサイズ的にちょっと苦しい感があります。相手のサンゴリアスもMAXのメンバーではないですが。

10にも川向が戻りました。アタック時のバリエーションが乏しく、単騎のアタックで終わってしまいがちなのが現状のチームの課題だと思いますので、組織的な攻撃シーンが見たいところ。

 

サンゴリアスは、相手の状態も見ているのでしょうが、ローテーション色も強いメンバー。

前節で初のリーグ戦出場となった南ア人の10スタンダーが初先発。

リザーブのFLサンダース、SH木村はこのチームでは初登場となりそうです。

 

 

グリーンロケッツvsスティーラーズ

 

グリーンロケッツは、昨シーズンに新人として活躍したものの重傷を負った4山極が初先発。

簡単に失点しなければ、ある程度は競った展開に持ち込めると思いますので、試合の入りが重要かと思います。

 

前節で終盤に失速して試合を落としたスティーラーズは、若干ローテーションの意識もありそうなメンバー。

いいプレーも悪いプレーもあったSOクルーデンは不在で、10に李が入ります。

今シーズンは失点がかなり多い印象なので、不要なペナルティは控え、失点を抑えることを意識したいですね。