リーグワン2022 準決勝・入替戦第1戦 登録選手所感

リーグワン最初のシーズンも残り2週。
プレーオフ準決勝と入替戦第1戦の選手登録から試合を展望してみます。
 

サンゴリアスvsブレイブルーパス

府中市に本拠を置く両チームが花園ラグビー場での準決勝で相まみえることになりました。
ブレイブルーパスが勝利した第15節から3週間空いての再戦ですが、敗れたサンゴリアスは前節で相手のコロナ感染により不戦勝。サンゴリアスはチャレンジャーの気持ちで準備をしてきたと思われますが、試合勘の差が一発勝負でどう出るか気になるところです。

サンゴリアスは前の試合で劣勢だったFW戦を立て直すことができるかどうか。前の試合は激しい雨の日でしたが、当日雨が降るコンディションかどうかも気になりますね。
前の試合では、BKはCTBケレビが止められたらノーチャンスという雰囲気でした。そのときに不在だった、スピードとパンチのあるWTBリーの存在が鍵になるかもしれません。
 
ブレイブルーパスは、突破力のあるタマニバルをCTBではなくWTBに置いてきたのが目を引きます。CTBに気の利いたプレーができるベイトマンを配置したのも勝負のポイントになりそうな気がします。


グリーンロケッツvsヒート

ディビジョン1にいたチームの方が、当然ながら相手のレベルが高いなかで揉まれているはずですが、実戦で勝利した経験を持てていないことがどう影響するかですね。
 
ヒートのアタックはディビジョン2の上位3チームのなかではさほどでもないと思います。ディフェンスが脆いグリーンロケッツとしては、相手がダイナボアーズの方が厳しい相手だったような感があります。
序盤で失点を重ねるようなことがなければ、まずはグリーンロケッツが初戦をとるような気はしています。
とはいえ、差はそれほどないと思いますし、ヒートにはトップリーグの経験がある選手も多いので、接戦でいけばわからないですね。
 

シャイニングアークスvsダイナボアーズ

ヒートとは逆に調子を落とした状態で順位決定戦を戦い3位に終わったダイナボアーズ
はまればアタックの爆発力はあるので、シャイニングアークスとしては恐い相手でしょう。
 
シャイニングアークスは、ここ何試合か試していたSOレイドローでなく、前田を入れてきました。レイドローは本職のSH。
41歳のロビンスブライスリザーブに入ったのに驚きますね。このタイミングでなぜ、という気はしますが。
 
ダイナボアーズがリーグ戦最終節、順位決定戦と3連敗で来てしまいました。
悪いイメージを切り替えられているかがポイントですね。
 
入替戦は2戦トータルでの勝負になるので、2試合でのマネージメントが鍵になります。
 
 
ワイルドナイツ・スピアーズ戦は明日発表ですので、確認してから更新します。
 
≪5月20日追記≫
 
ワイルドナイツvsスピアーズ

2週間前の最終節でも対戦したカード。

スピアーズは、怪我からの復帰が噂されたHOマークスは間に合わなかったようで不在ですが、最終節で出場しなかったSOフォーリー、CTBクロッティという経験値の高い二人はスターティングメンバーに入っています。
戦術をどこまで変えてくるかは何とも言えませんが、中盤に落ち着きが出るのは確かだと思います。
 
対するワイルドナイツは、SO松田が怪我で不在で、山沢兄が先発。
スピードとキックの技術を併せ持つ好選手であるのは間違いないですね。チームがイケイケのときはいいプレーを見せられるものの、守勢のときは空気になってしまう印象があります。一発勝負でどのようなプレーを見せられるか。弟もリザーブに入っています。
 
4番から8番までの先発に、両チームともカタカナの名前が並ぶのはこのリーグでも稀なはず。ただ、こういう布陣ができるのが両チームの強みでありますので、重いFW陣同士の熱い好防が期待されます。