ジャパンVX VS オールブラックスVX 試合所感

7月9日(土)に秩父宮ラグビー場で行われたジャパンVXとオールブラックスVXの試合は、6対38というスコアで、ジャパンVXが敗れました。


今年初の代表(関連)の試合であること、ハードな合宿の後であることなど、色々とエクスキューズはあるものの、内容の乏しい試合でノートライの敗戦。
コーチ陣は国内5連戦の初戦とあってうまくはいかないことも多いことは想定していたでしょうが、ここまで不出来になることは想像していたのかどうか。
相手が強いといっても、ベストメンバーのイングランドやアルゼンチンほどは強くないですからね。

登録選手所感の投稿のときに、「相手は急造チームですのでディフェンスの綻びは出るはずで、日本側が得点するシーンはそれなりにつくれると思います。それ以上に簡単に得点を与えないようにすることが求められるのではないかと」と書きました。
冒頭に書いた、初戦であること、疲労感もあるだろうことから、相手の個人技でそれなりに失点するだろうとは思っていました。しかし、相手も急増チームで季節が逆の南半球からやってきてコンディションも難しいだろうから、それなりに日本側も得点チャンスはつくれるだろうと。
後半の方の予想はまったく外れてしまったわけですが。

代表クラスの試合が初めて、あるいは久々という選手も多かったし、サインプレーなどは披露するのを控えていただろう事情はあるとしても、アタック時にほとんどトライの匂いが感じられなかったというのは、初戦という言い訳があるとしても少々具合が悪い気はします。

タックルなど、ディフェンスで新しいやり方を試したので、そちらを実践しようとするだけで精一杯だったというのが正直なところなのかもしれません。
ハンドリングエラーが多すぎてアタックに勢いが出ませんでしたが、次戦では細部はある程度修正できるだろうとは思います。

イングランドやアルゼンチン相手に少なくとも一勝したいと考えれば、この国衣相手には勝っておかないことには話が前に進みません。次戦での改善を期待したいところです。