リーグワン2023-2024 ディビジョン1 戦力分析(カンファレンスB②)

残りの3チーム。このうち2チームが昨年入替戦を戦っています。

リコーブラックラムズ東京
主力の顔触れはあまり変わらなさそうなブラックラムズ
各ポジションの選手層はそれなりに整っているチームで、特にFWの人材の豊富さは上位に入ると思いますが、アタックがアイザック・ルーカスの突破に依存する状態から脱却できないと、今シーズンも入替戦圏内を争うことになりかねません。
ディフェンスはある程度計算できるチームですので、アタックのバリエーションを増やせるかどうかが鍵でしょう。2シーズン目のNo8ヒューズ、CTBパークスあたりのベテランの活躍に期待したいところです。

三菱重工相模原ダイナボアーズ
昨年は序盤好調だったものの、シーズン途中で失速して入替戦に回ったダイナボアーズ
ハードワークするプレースタイルのため疲労が後半に溜まってきてしまったともいえますし、戦い方が研究されてきたともいえるかもしれません。それなりの選手の入替がありましたが、ポテンシャル的には中位近くの順位争いはできる戦力はあります。
昨年はイングランド人で帰国したSOシルコックが機能しましたが、今年も同胞のグレイソンを補強。BKに走力がある選手が多いので噛み合えばアタックは期待できそうです。

花園近鉄ライナーズ
昨年は入替戦で復帰したSOクーパーが、今年は最初からプレー可能だと思いますので、それが一番の補強かもしれません。SHゲニアとの黄金コンビは相手のディフェンスを混乱させる力があります。
FLブラウン、WTBノーラがカテゴリAになったのも地味に大きい。代表歴のないブラウンはともかく、レバノン代表歴のあるノーラがなぜカテゴリAの扱いになるのか経緯がよくわかりませんが、起用法のバリエーションが増えるのは重要ですね。
海外出身選手と日本人選手の力量差が大きいのが課題のチームですが、特に若手に多い社員選手の奮起が残留に際しては鍵になるはずです。