リーグワン2022 第11節 登録選手所感(ディビジョン1)

今節はすべて日曜のゲーム。
ディビジョン1の全6試合が催行の予定です。
 
 
スピアーズは、大卒1、2年目の若手BKがコンスタントに起用されるようになってきました。
BKの先発ではCTB立川、クロッティ、FBファンデンヒーファーが30代前半、残りの選手は1、2年目の20代前半の選手。その中間の世代はどうしたという感じもしますが、近年強豪の仲間入りを果たしたことで、いい素材のリクルーティングができていると言えるかもしれませんね。
 
前節試合では今シーズン初勝利のレッドハリケーンズ
ミフィポセチが10の位置に入るのはだいぶ久々という気がしますね。
前節はミスやペナルティの多さは目立ちましたが、気持ちが入ったプレーは見せていましたので、チームの行方が不透明ななかシーズン終盤に向けて持続できるかが鍵ですね。
 
 
前節で上位争いに向けて重要なヴェルブリッツ戦を制したイーグルス
サンゴリアスを相手に連勝できるかが注目されます。
SOは引き続き田村が負傷で小倉が務めますが、FW争いで優位に立てればスピードのあるBKを活かして勝機が見えてくるように思います。
 
サンゴリアスは、細かい変更はあれどここ数試合同じような布陣。
BKを活かす同じようなスタイルのチーム。打ち合いのゲームになるような気もします・
 
 
前節でレッドハリケーンズとの試合に敗れ、唯一の実戦未勝利となったグリーンロケッツ
レメキは不在ですね。
 
前節では天候の影響もあったでしょうが、攻撃のチャンスを活かせなかったヴェルブリッツ
上位争いに残っていくためにも、今後アタックの精度を上げていきたいところですね。
 
 
ゲームの中身に多少の違いはあれど、今一つ調子が上がらない両チーム。
スコアするチャンスをつかんでもなかなか活かせていないところが共通するような気がします。
得意なアタックの形をつくればきれいな形のトライを取り切る力はあるチーム同士ですので、トライが量産されるような気がしています。
 
 
サイズはないが機動力のあるFWが多いブルーレヴズがワイルドナイツの圧力に対抗できるかがポイントでしょうかね。
セットピースがここ最近の試合では不安定な印象があるので、この相手にはしっかり安定させることがマストになります。
 
ワイルドナイツは選手層が厚いこともあって一部ポジションでローテーションしている感がありますが、LOやCTBはほとんどいじらないですね。HCが重要視しているということなのでしょう。
 
 
スティーラーズは、新加入の南ア代表アムが早速登場。能力に疑問の余地はありませんが、どれだけチームスタイルにフィットしているかが注目です。
リザーブのパーカーは出場すれば今季初登場ですね。
 
ブレイブルーパスは、リーチが先発に復帰。
リザーブにニコラスマッカランが入っていますが、スティーラーズにいる兄のブロディと同じ時間帯にピッチにいれば興味深いですね。
 
 

リーグワン2022 第10節 試合所感(ディビジョン1)

第10節は5試合が催行。

春めいた気候から急に寒くなったり、雨が降ったりしたので、その影響もあったように思いますが、ちょっと低調な試合もありましたね。

 

秩父宮金曜ナイターは、冷たい雨の降るなかでの一戦となりました。

選手も身体が相当に冷えたでしょうから、ベストパフォーマンスを見せるのはなかなか難しい試合でしたね。

ロースコアの展開のゲームで、エリアマネジメントを意識し、要所を締めたイーグルスが勝ち切りました。これで上位進出が狙える状況になったように思います。

 

ヴェルブリッツは、後半はレッドカードで退場になった影響もあったでしょうが、後半無得点、試合を通じてノートライ。

前半優勢だった展開でスコアをあまり稼げなかったのが敗因でしょうね。

 

 

ブラックラムズは、敵陣に攻め込むシーンもありながらも、ミスなどでチャンスを逸することが多かったですね。

今シーズンずっとそんな感じではありますが。このあたりの精度の違いが上位陣との差なのでしょう。

メンバーの入替も比較的少ないような気がするのに、チームとしての精度が上がってくるような感じがあまり見えないのはちょっと残念ですね。

 

ワイルドナイツは、いつもながらの堅守を見せて、安定した戦いぶりでした。

FBでデビューした山沢は、アタックのセンスを見せ、今後もチーム内競争は激しいでしょうが出場機会がそれなりに与えられそうな気はします。

 

 

双方のBKが走って見せ場をつくるシーンが多かったですが、スピアーズの総合力が一段上でしたね。

HOマークスやFLラブスカフニなど、経験値のある選手がいなかったもののだいぶチームとして強くなった印象です。先週も同じようなことを書きましたが。。

元々FWに強みがあるチームですが、若手のBKが活き活きとプレーできていて、いいサイクルが生まれている感じがありますね。

 

ブレイブルーパスもそこまで悪い出来ではなかったと思いますが、プレーの精度の差が出たように思います。

前半でもう少しチャンスをスコアに変えられれば、もう少し競った展開になったように感じました。

 

 

レッドハリケーンズが不戦勝を除けば初勝利となりました。グリーンロケッツは実質未勝利のままですね。

NTTのチーム再編の影響で、レッドハリケーンズの方がより気合が入っていたかもしれません。

 

双方のミスがかなり多く、残念ながら試合としては低調でしたね。

両チームが低迷している理由がわかる試合だったような気もします。

 

 

シャイニングアークスは、NTTのチーム再編の余波もあったのか、どうも淡泊なディフェンスが目立ちましたね。

まあ、このニュースが出る前からこのような感じだったので、それが理由とも言えない気はしますが。。

かなりいい選手が揃っているにもかかわらずこの体たらくでは。SRワラターズで失敗して再出発のロブ・ペニーHCは、出戻りのこのチームでも残念ながら、というシーズンになってしまっていますね。

 

サンゴリアスは、終盤に余計な失点がいくつかありましたが、勝敗は前半で決まっていたので何とも。

フロントローに負傷交代が早々に出ていた影響が心配ですね。

リーグワン2022 第10節 登録選手所感(ディビジョン1)

第10節では、ブルーレヴズに感染者が出たということで、スティーラーズとの試合が中止になっています。

league-one.jp

 

 

イーグルスvsヴェルブリッツ

金曜秩父宮ナイターは2試合連続でサンゴリアスのゲームでしたが、今週はこのカード。今後上位争いを占ううえで重要な試合です。

 

イーグルスは、先週LOに入っていたリアキ・モリがFLに入り、LOはこのポジションでは比較的小柄なコンビとなっています。沢木HCの狙いがあるのでしょう。

田村が先週足を怪我した関係もあるのでしょうが、SOには小倉が入っています。

 

ヴェルブリッツは、WTBに怪我から復帰した高橋が入っていますね。

FBルルーはリザーブからのスタート。弟が4月に入団するWTBツイドラキもリザーブに入っています。

 

 

ワイルドナイツvsブラックラムズ

ワイルドナイツは、WTB藤田が久々の登場ですね。

明治大OBの山沢もFBの位置でデビュー。チーム内でのポジション争いも厳しいなかで両名の活躍が注目されます。

 

ブラックラムズは、サイズがあまりない機動力があるタイプのFLを2枚並べてきました。

ペナルティやミスから相手にペースを与えてしまうことが多いチーム。この対戦相手でそれをやると厳しいと思うので、前半は特にディシプリンを保ちたいところです。

 

 

ブレイブルーパスvsスピアーズ

3連勝を狙うブレイブルーパスと連敗は避けたいスピアーズ。

 

ボールを動かす展開になればブレイブルーパスは各試合いいアタックができているので、スピアーズとしてはブレイクダウンで圧力をかけて球出しを遅らせたいところでしょうね。

 

スピアーズはサイズのあるLOボタや、渋い働きを見せるCTBクロッティが復帰。前節は敗れたとはいえ、サンゴリアス相手にチーム力が上がっているところを見せたので、上位定着を狙うためには大切な試合になります。

 

 

レッドハリケーンズvsグリーンロケッツ

不戦勝を除き実質初勝利を狙う両チームの対戦。

ここを逃すとシーズン未勝利の可能性も出てくるような感じがありますね。

 

NTTのチーム再編に伴うニュースの影響も懸念されるところですが、レッドハリケーンズはともあれ勝利を狙いに行かないといけません。

新加入のCTBグリッグは初登場。

 

グリーンロケッツの方は、レメキはCTBで登場です。

キックを蹴る重圧がない方がこの人はいいプレーをする気がしますね。

 

双方ある程度スコアはできるような気がするので、要所要所でディフェンスを締められるかが鍵になりそうに思います。

 

 

サンゴリアスvsシャイニングアークス

サンゴリアスはメンバーを落としたというほどでもないのでしょうが、出場機会の少ない選手も交えての構成。

マッケンジーはSOで登場。

 

シャイニングアークスは、メンバーの並びだけを見れば十分に対抗できそうなのですが、この試合ではどうか。

押している時間帯に確実にスコアに結びつけたいところ。

NTTのチーム再編では、このチームは残る方とされていますが影響はどうですかね。

リーグワン2022 第9節 試合所感(ディビジョン1)

第10節もディビジョン1は予定どおり全6試合が催行されました。

 

スピアーズはハンドリングエラーとペナルティがかなり多く、それがスコアの差につながったような印象です。

サンゴリアスのトライは組織的に計算されたものが多く、相手のミスを巧みについていて、組織の成熟さを感じさせました。

 

戦前、スピアーズは核となる南ア出身の選手を何名か欠いていて、チーム力の差が多少あるように考えていましたが、ふたを開けてみればこの接戦。

核となる選手が戻ってきて、チームの精度をもう一段高めれば次はわからないと思いますね。

途中交代で出たような若い選手はミスも多少目立ちましたが、今シーズンは経験値の低い選手を積極的に登用し、メンバーの底上げが進んでいるように感じます。

サンゴリアスも若い選手が出てきても遜色なくフィットすることが多いようなチームですが、スピアーズもそれに近いカルチャーを身につけて、強豪としての地歩を固めつつあるような印象を持ちますね。

 

 

瑞穂ラグビー場は芝が剥げていて、ちょっと寂しい光景でしたね。

 

途中までは競った試合でしたが、気がついてみればやっぱりワイルドナイツというゲーム。

終盤にヴェルブリッツのやや軽いプレーでの失点があったので、スコアほどの実力差はなかったと見るべきでしょうが。

 

ワイルドナイツが効果的に50:22のキックを使っていて、陣地とマイボールの獲得をうまくスコアに結びつけていた印象ですね。

キックの巧さを褒めるべきではあるのでしょうが、ちょっと簡単にやられすぎな感じもあって、自陣ディフェンスの配置やキッカーへのプレッシャーなどもう少し対策すべきだとは感じました。これはワイルドナイツと今後対戦するチームにも言えることでしょうが。

 

 

両チームとも南ア出身の選手が多く、スコア者もファンダイク、マレー、ポール、クリエルといった感じで多くなりました。

 

レッドハリケーンズは序盤でスコアされてしまうと、今のチーム状態では反転攻勢は難しいような印象。

ラグビーはペナルティが多い方が負ける確率が高い競技ですが、16という数を犯していて勝つのは厳しい。

アタックの形をつくればそれなりにスコアできるチームだと思いますが、ディフェンスの精度とディシプリンを何とかしないと今後も厳しいでしょうね。同じようなことをシーズン初めから書いているような気がしますが。。

 

イーグルスはアタックの形など、組織的な動きがかなり完成に近づいているような印象です。

 

 

スティーラーズは先週の大敗を受けて危機感もあったのでしょうが、本来のチームのよいところを見せて勝ち切りました。

前半で勝負が決まりましたね。

 

ブラックラムズは、SOルーカスのラン以外にさほど有効なアタック手段がないまま、今に至っているような印象ですかね。

スコッド的にはもう少し気の利いたラグビーができそうな気はするのですが。

 

 

厳しい見方ですが、調子が上がらないチーム同士の試合といった雰囲気がプレーの端々から漂っていた感もあるゲーム。

 

シャイニングアークスは2回あった相手のシンビンでの数的優位の機会を活かせず。

初戦でSOブラックとFBフォラウの連係でスコアしたときにはいいアタックができそうな期待感があったんですけどね。その後、コロナの事情もあったでしょうが、チームの組織的な部分が今一つ成熟しませんね。

 

一方のブルーレブズも、スクラムが安定しないなど、いいゲームだったとはとても言えませんが、チャンスをしっかりとスコアに変える部分は上回っていたと思います。

 

 

双方、ミスやペナルティも目立った試合。

ブレイブルーパスの方が組織的なアタックの形ができていることが最終的なスコアの差につながったような気がします。

 

グリーンロケッツのSOレメキは、アタックの面でポジティブな効果があることは確かだと思いますが、キックのミスなどが試合を重ねていっても減らず、負の側面の方が大きいような気はします。試合途中で採用するオプションの一つとしてはまだよいとは思いますが。

リーグワン2022 第9節 登録選手所感(ディビジョン1)

第9節、今節も前節に続き中止の情報はなく、全6試合が催行の予定です。

 

 

サンゴリアスvsスピアーズ

 

まだ試合は見ていませんが、記事のアップがキックオフの事後になってしまいました。サンゴリアスは2週連続の秩父宮金曜ナイター。

 

現時点の首位決戦ということになるものの、スピアーズはメンバーが十分には揃わず、といった感じでしょうか。

スピアーズがFW戦で圧倒するという戦いはしづらいのではないかと思います。

 

前節のスティーラーズ戦で大いに走ったサンゴリアスのWTBリーやFBマッケンジーといった選手を自由にさせてしまうと大量失点の可能性もあるので、スピアーズとしては不用意に短いキックを使わないように気をつけたいところです。

 

 

ヴェルブリッツvsワイルドナイツ

 

そこまで悪い成績ではないですが調子がいいともいえないヴェルブリッツが、瑞穂ラグビー場ワイルドナイツを迎える試合。

序盤に簡単に失点してしまうとそのままの流れで取り戻せないような気がしますので、特に前半はディフェンスに集中してイージーな失点を許さないことが肝要かと思います。

 

ワイルドナイツは、ローテーション的な起用も試合ごとに混ぜているように思いますが、出場する選手は結局チームのなかでもごく限られている印象。

このチームに限らずですが、特定のチームに資質が高い(と思われる)選手が集中してしまっているのが、このリーグの課題という気がしますね。TL時代からのことですが。

 

 

イーグルスvsレッドハリケーンズ

 

イーグルスは海外出身のカテゴリAの選手をうまく起用して、フィジカル面でも優位に立てそうな布陣。

 

レッドハリケーンズはメンバーを見る限り今節もフィジカル面でなかなか厳しそうな印象。

怪我人がいるのはわかりますが、スコッド上は海外出身選手がそれなりの人数いるはずなんですけどね。

同じような試合展開で大差がついていくのも、そろそろしんどいと思うので、奮起を期待したいところです。

 

 

スティーラーズvsブラックラムズ

 

連敗は避けたいスティーラーズ。出場する面子は前節とあまり変わっていません。

今節の相手はサンゴリアスほど一発抜けられると怖い強力なランナーが揃っているわけではないですが、アンストラクチャーな状況はあまりつくりたくないところです。

 

ブラックラムズは、不用意なペナルティを避けつつFWが粘って、ロースコアな展開に持ち込めばチャンスがあるような気がします。

 

 

シャイニングアークスvsブルーレヴズ

 

ワイドにボールを動かしたい似たような志向のチーム同士の対戦という感じがします。

 

シャイニングアークスは、外国選手枠をBKに多く使ってきています。

BKにいい選手が揃う割にあまりスコアができていないシーズンですが、敵陣に入ったところでのプレーの精度が鍵になるように思います。

 

ブルーレヴズは、スコアはそれなりにできているが早いうちにそれ以上に取られているという試合が多い印象。

FW戦でそこまで差し込まれるという展開にはならないような気がしますので、規律よく戦えるかが鍵になるでしょうね。

 

 

ブレイブルーパスvsグリーンロケッツ

 

前節で逆転勝ちのブレイブルーパスと、終盤再三押し込みながらも逆転勝ちとならなかったグリーンロケッツ

対照的な結果だった顔合わせ。

 

ブレイブルーパスはチームとしての戦い方はできてきていると思いますので、強くて速いBKをうまく使ってスコアに結びつけたいところ。

 

グリーンロケッツは前節の試合で徒労感もあるかもしれませんが、チームの完成度は上がってきていると思うので、BKで取り切ることができれば、実質初勝利も見えてくるように思います。

リーグワン 入団 スティーラーズ

ちょっと前の情報になりますが、スティーラーズが追加加入選手を発表しました。

league-one.jp

 

現役スプリングボクスのCTBルカニョ・アム。

また大物が来ましたが、なぜこの時期?と疑問もわきます。

 

このチーム、元オールブラックスのベン・スミスが家族事情もあって、開幕前に急遽退団しました。

FBやWTBが本職ですが、前のシーズンはCTBでもプレーしていました。

 

可能性としては、彼の退団後CTBでプレーできる大物を探していた、あるいは今シーズン不調が続いているため起爆剤として途中加入できる大物を急遽探していた。

 

2ヶ月の短期契約という情報からすると、後者のような気がしますね。

 

もともとラファエレやバックマンなどがいて、CTBがウィークポイントではないはず。

オフェンスでもディフェンスでも違いを見せられる選手なので、いいプレーはするとは思いますが、チームにとって一番必要な補強だったかというと微妙なような気もします。

 

 

≪3月16日追記≫

また、発表から間隔があいてしまいましたが、追加加入の発表がありました。

league-one.jp

 

最初の投稿時に触れた、ベン・スミスが戻ってくるとのこと。

こうなってくるとよくわかりませんが、チームが不本意な成績を受けてなのかわかりませんが、ちょっと混乱しているのであろうことは伝わってきます。

テコ入れになるのかも何とも言えませんが、今後のこのチームの出来には注目したいところです。

 

リーグワン2022 第8節 試合所感(ディビジョン1)

今シーズンおそらく2回目だと思いますが、6試合すべてが成立しました。

 

第8節のなかでは好カードとされていた秩父宮金曜ナイターの試合ですが、想像以上にスコア差がつきました。

もう少し陽が長くなったら印象も違うでしょうが、秩父宮のナイター設備ではこの季節のゲームはテレビでは見づらいですね。

 

スティーラーズは、2試合の中止によって試合勘が不足していたことはあるでしょうが、ちょっとディフェンスの動きが鈍かったですね。細かいミスも目につきました。

カウンターが得意なランナーがいるサンゴリアス相手に、イージーにキックを使いすぎたような気がします。前半とくに不要とも思えるトライを与えすぎましたね。

目指しているラグビーとは違うのでしょうが、選手の強みを活かすためには、もっと陣地にこだわるラグビーをしてもよいように思うんですけどね。

 

サンゴリアスは、ディフェンスで粘って序盤のスティーラーズの猛攻をしのぎ、勢いを出させませんでした。

出場している選手がよい働きをして、選手層の厚さを感じます。

 

 

レッドハリケーンズの苦しい展開を予想していたカードは、やはりホスト側にとって厳しい結果となりました。

ワイルドナイツのアタックで差し込まれた形になってしまうと、オフロードで回されたりして止め切ることが難しくなります。

アタックに関してもいい形をつくっても、フィニッシュまで持っていくところで今シーズンは形が詰め切れていない感じがしますね。人が揃わないというのもあるでしょうが。

 

 

前半はスピアーズが地力の差を見せた展開でしたが、後半メンバー交代とともに失速した感じになりました。

このチームのスタイルがパワーを活かしたシンプルなものだということもあるでしょうが、正直なところメンバー構成によってだいぶ違った印象になります。

 

ブルーレヴズは最後まで粘ってスコア上は接戦に持ち込みましたが、チーム力の差はちょっと感じました。ロースコアの勝負に持ち込まないと上位相手は苦しいですね。

 

 

ヴェルブリッツが勝つには勝ちましたが、アタックですっきりしない感じは相変わらずでしたね。

POMになったデュトイのディフェンスは光っていました。

 

シャイニングアークスもいいプレーはありましたが、最後のスコア前の精度が今一つでしたかね。

終了間際のTMOによるノートライの判定は微妙だったような気がしましたが。それ次第で勝敗はわからなかったような気もします。

 

 

イーグルスが勝てた試合を落としたというゲームという印象。

得点できるときにしそびれて、僅差で終盤にもつれ込むとこういう結果になるという典型的な内容だったように思います。

SO田村のプレースキックの精度が今一つで、難しい角度からのキックも決めたブレイブルーパスとの差が最後に出たという感があります。

 

ブレイブルーパスのWTBナイカブラは少ないチャンスをモノにしていい働きをしていました。

 

 

終盤にTMOによるグリーンロケッツのトライ判定が2回あり、ノーサイドが90分に近かったという試合。

グリーンロケッツがゴール前のFW勝負に固執しなければ、違った結果だったのではという印象もあります。

ブラックラムズがよく粘ったともいえますが、もう少し工夫があればなぁ、ともったいない感じがしました。とはいえ、グリーンロケッツの実質的な初勝利はそれほど遠くないような気はしています。