リーグワン2022 第2節 登録選手所感(ディビジョン2 第1節含む)

第2節のディビジョン1の試合の登録メンバーが発表されましたので、簡単にコメントします。

 

前節でコロナ陽性者を出して、試合が中止となったワイルドナイツとブルーレヴズ。その両チームが絡むワイルドナイツvsグリーンロケッツブラックラムズvsブルーレヴズの2試合は中止が発表されています。

 

これ以上中止の試合が増えてくると、早くも順位争いに関する興味は薄れてきてしまいそうなところです。

 

 

シャイニングアークスvsスピアーズ

 

初戦を勝利したシャイニングアークスと、国立競技場でのオープニングマッチが中止となりこれが初戦となるスピアーズとの一戦。

千葉県ダービーなどと言われていますが、より細かくいうと京葉線ダービーですね。

 

シャイニングアークスは、LO中島の初戦での怪我の事情もありそうですが、4金が初登場。ほかの先発は変わりません。

勝ったゲームの後はあまり変えないということでしょうか。

 

一方のスピアースのカテゴリA以外の先発選手は、3ヘル、4ボタ、5ブルブリング、13クロッティの4名と思われます。

15に入ったファンデンヒーファーは、昨年夏のサンウルブズ戦で代表の試合に出たものの、テストマッチには出ていないので代表の居住資格は満たしていないものと思っていましたが、資格ありとみなされているのか、このあたりの事情はよくわかりません。

7ラブスカフニ、8マキシは代表経験者ですね。

前節で効果を発揮したフォラウの空中戦に対してはFBのファンデンヒーファーがケアするものと思われますが、彼以外のスピアーズのBKはサイズがないですね。ボールの出し手のSOブラックに自由にプレーさせないような配慮も必要かもしれません。

 

スピアーズがFWのパワーを前面に出したプレーをすると思われますが、これが公式戦初戦となるので、すでに一試合を消化したシャイニングアークスとのプレーの精度の差は出てくるかもしれません。

 

 

レッドハリケーンズvsブレイブルーパス

 

初戦はともに落とした両チーム。

 

レッドハリケーンズは、コンディション事情などでまだベストメンバーは組めなさそうな感じですが、カテゴリA以外の先発は、2マレー、4ポール、5フェルマークと思われます。

前節で負傷したSOヤンチースの離脱は長引く可能性があるでしょうね。

先発に回った10川向は、通常プレーはともかく、プレースキックは相当頑張らないといけないと思います。彼が怪我してしまったら、代わりに蹴れる選手はいるのかなと心配になるメンバー構成ではあります。

初戦からのメンバー変更が多いのは、長いシーズンを見越して、多くの選手に実戦の機会を与えておくという狙いもひょっとしたらあるかもしれません。

 

ブレイブルーパスは、カテゴリA以外の選手はおそらく前節と同じ組み合わせで、リーチに代わって6にラベマイ(拓大OB)が入っていますが、彼は代表資格を満たしているということでしょう。

こちらは初戦からのメンバーの変更は小幅ですね。

 

 

イーグルスvsスティーラーズ

 

ほとんど初戦からメンバーが変わらないイーグルスと、多少変えてきたスティーラーズ

スティーラーズのカテゴリA以外の選手の先発は、4カウリートゥイオティ、5シカリング、8張、13バックマン。

張がLOからNo8に回り、No8だったマクカランがFLに回る格好。

前節のSOクルーデンは登録外となり、CTBに入っていた李がSOに入ります。一方でWTBだったモエアキオラがCTBに。敗れた前節からのテコ入れとも言えるし、色々な布陣を試そうとしているとも言えるような気がします。

 

イーグルスの先発BKは前節同様、和製選手を並べてきました。

アタックの際に細かいスペースを突くことができそうな一方で、相手のサイズのあるBKに対してのディフェンスでやや懸念がありますね。

 

 

サンゴリアスvsヴェルブリッツ

 

サンゴリアスは前節と23名同じメンバー。

一方のヴェルブリッツも試合開催は流れましたが、前節で当初発表されていたメンバーと同じです。

 

サンゴリアスは前節で勝ちましたがFW戦ではブレイブルーパスに対して優勢だったとはいえない内容。

ヴェルブリッツのFWはさらにパンチがありそうな面子が並んでいるので、このあたりの攻防が勝負を左右しそうです。

 

すでに一試合消化したチームと、これが公式戦初戦のチームとの差が細かいところで出てくるかもしれません。

ヴェルブリッツの6デュトイが強烈な選手であることはわかっていますが、怪我から復帰で久々の実戦だと思いますので、仕上がり具合も注目されるところです。

 

 

ディビジョン2でも一試合ありますので、軽く感想を。

 

ヒートvsシーウェイブス

 

なぜ第1節を2週に分けているのかよくわかりませんが、この試合はこの週末に行われます。

 

ヒートのカテゴリA以外の先発選手は、3バッソン、8バトラー、12ランス、15ダフィーの4名と思われます。

LOのカイポウリとロバーツはいずれも日本の大学を卒業後、ホンダに勤めているので代表資格を満たしているのだと思います。

コンディションの事情もあるでしょうが、このチームは海外出身選手が色々なポジションにいるので、相手によって起用を変えてきそうな感じはしますね。

多分南ア代表のLOモスタートはコロナの関係もあって来日できていないので、高さのある選手がいません。当面はいる選手で頑張るしかなさそうです。

 

一方のシーウェイブスは、わかりやすくカタカナ表記の4名がカテゴリA以外の先発選手かと思います。

LOに2枚、SOとCTBに1枚ずつ、と要所に海外出身選手を配置しています。

選手層ではディビジョン2の6チーム中の5番手ではないかと思いますが、今後を見据えて競った展開に持ち込みたいところです。