代表予備軍の強化について
アルゼンチンは、伝統的にVXという言い方をしていますね。
また、中長期の代表選手育成と考えれば、この夏にU20の二つのコンペティションが行われました。
日本は、A代表とU20のいずれの動きからも蚊帳の外であったのが少々さびしいところです。
先日リーグワンの振り返りとしてアジア枠について書きましたが、地理的に近いところで実力が近い国があればマッチメイクがしやすくなるので、香港や韓国の成長に力を貸すことは日本に還元されてくるでしょう。
パシフィックネイションズカップにおける豪州のように、他チームとの間に実力差がある対抗戦の場合にA代表が用いられることは割とあります。その気にさえなれば、日本のA代表が参加するアジア版トライネイションズはすぐに実現できる話だと思うのですが。
一方大学レベルでは、香港の大学ラグビーの実力はよくわかりませんが、韓国と日本の大学生選手とはおそらくさほどの実力差はないはず。国内の公式戦の時期を外せば、U20でも意義のある大会が開催できると思うんですけどね。
もちろんパシフィックに視野を広げた開催も有意義ですが、東アジア域内であればより実現しやすいはずです。
現状のようにティア1の方だけ見ているのは、正直地に足がついていない振る舞いと感じます。
中長期をより意識して近隣との共存共栄に向けた強化に取り組むべきだろうと思います。