イタリア代表 VS 日本代表 登録選手 所感

8月26日(土)にイタリア・トレヴィーゾで行われるイタリア代表戦に臨む日本代表メンバーが発表されています。

https://www.rugby-japan.jp/news/52142


現地時間18時30分キックオフ、日本時間では翌日27日の1時30分。
場所は、欧州の寄り合い所帯のようなリーグ、ユナイテッドラグビーチャンピオンシップに所属するベネトンのホームスタジアムです。収容5,000名のこじんまりとした球技場ですね。
ワールドカップ本番前、お互い最後の試合となります。

日本代表としては、出場停止だったリーチも戻ってきて、負傷や出場停止の選手を除けば現状組めるベストメンバーということかと思います。
追加で代表入りを果たしたサウマキアマナキは、リザーブから代表デビューという形になりそうです。

スコッドには入っているものの、ほぼ、あるいはまったく起用していない選手も複数いますが、この試合でもそうした選手に機会が与えられてはいませんね。
負傷や出場停止といったリスクを想定しているとはとても言えない状況ですが、どこかそうなったらなったで仕方ないかという開き直りが感じられます。

同じく最後に追加でメンバー入りする形になったディアンズは、怪我の回復が結局この試合にも間に合わなかったということなのでしょうが、実戦を経ないまま、強度のより高いワールドカップでぶっつけ本番で起用するということを想定しているのでしょうかね。
怪我で起用できる状態にならないようであれば別の選手に変更することもルール上は可能なのでしょうが。

イタリア代表のほうは、この試合ではWTBに入ったアンジェ・カプオッツォをFBで起用するのかなど、細部はほかのオプションもありうるでしょうが、ほぼベストメンバーといっていいような布陣を組んできました。
バックローにはブレイクダウンが強い選手が並び、BKにもカプオッツォのほか、ボールが展開されれば効果的なアタックができそうな選手が並んでいます。

現状の日本代表からすると簡単に勝利が見込める相手とは思えませんが、この試合にもあっさり敗れるようだと、ワールドカップで勝てる相手は初出場のチリに何とか、という感じになりそうです。
国内シリーズから生まれ変わった姿を見せる必要があります。