【適宜更新】新リーグ ホームスタジアム確保状況
この記事では、新リーグに参画を表明している2425チームのホームスタジアムの確保状況をまとめます。
各チームから情報発信がありましたら、適宜更新していきます。
【注意事項】
・リリース、メディア記事など直接的な根拠があるものは下線を付けました。それ以外は、今シーズンの開催実績、立地などから筆者が推測したものです。
・15,000名以上の固定席という要件を現状満たしていないと思われる競技場は赤字にしました。
・TL、TCL2021シーズンの開幕延期により、実際の試合会場が変更になる可能性もありますが、当初予定されていた会場をもとに紹介しています。
各チームの個別状況の説明については、長文になるため別記事にまとめました。
≪7月16日追記≫
各チームから新チーム名称が発表されましたが、もともとのチームの五十音順でまとめていましたので、この表はそのままにしておきます。
チーム | 練習拠点 | ホームスタジアム(候補) |
NEC | 千葉県我孫子市 | 柏の葉公園総合競技場 |
NTTコム | 千葉県浦安市 | |
NTTドコモ | 大阪府大阪市住之江区 | 桜スタジアム(長居球技場) |
釜石 | 岩手県釜石市 | 釜石鵜住居復興スタジアム |
キヤノン | 東京都町田市 | ニッパツ三ツ沢球技場(日産スタジアム) 昭和電工ドーム大分 |
九州電力 | 福岡県福岡市東区 | 博多の森陸上競技場 |
近鉄 | 大阪府東大阪市 | 花園ラグビー場 |
クボタ | 千葉県船橋市 | 江戸川区陸上競技場 |
栗田工業 | 東京都昭島市 | |
神戸製鋼 | 兵庫県神戸市東灘区 | 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 ノエビアスタジアム神戸 |
コカ・コーラ | 福岡県福岡市東区 | 博多の森陸上競技場 |
サントリー | 東京都府中市 |
東京中心部に建設? |
清水建設 | 神奈川県横浜市都筑区 | 江東区夢の島競技場 |
中国電力 | 広島県安芸郡坂町 | 広島県総合グラウンドラグビー場 |
東芝 | 東京都府中市 | 東京スタジアム |
トヨタ | 愛知県豊田市 | 豊田スタジアム |
豊田自動織機 | 愛知県刈谷市 | パロマ瑞穂ラグビー場 |
パナソニック | 群馬県太田市(移転予定) | 熊谷ラグビー場 |
日野 | 東京都日野市 | |
Honda | 三重県鈴鹿市 | スポーツの杜 鈴鹿サッカー・ラグビー場 |
マツダ | 広島県安芸郡坂町 | 広島県総合グラウンドラグビー場 |
三菱重工 | 神奈川県相模原市中央区 | 相模原ギオンスタジアム |
宗像サニックス | 福岡県宗像市 | グローバルアリーナ |
ヤマハ | 静岡県磐田市 | |
リコー | 東京都世田谷区 | 駒沢オリンピック公園総合運動場 |
≪4月8日追記≫
≪5月30日追記≫
新リーグに未参加のコカ・コーラを削除
≪7月16日追記≫
ヤマハを更新
【適宜更新】新リーグ ホームスタジアム確保状況(各チーム個別事情)
この記事では、各チームのホームスタジアム確保状況について個別に説明します。
リリース、メディア記事など情報源のリンクを付けました。
TL、TCL2021シーズンの開催会場は、新リーグ構想におけるスタジアム要件が各チームに伝達されたあとに公表されていますので、今シーズンに各チームが多く試合を実施する会場は、各チームの意向がかなり反映されていると想定しています。
≪7月24日追記≫
7月16日に各チームのホストエリアなどの情報が開示されましたので、情報を追記します。チーム名は新リーグでの公式名称に更新しました。
- NECグリーンロケッツ東葛
- NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
- NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
- 釜石シーウェイブスRFC
- キヤノンイーグルス
- 九州電力キューデンヴォルテクス
- 花園近鉄ライナーズ
- クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
- クリタウォーターガッシュ昭島
- コベルコ神戸コベルコスティーラーズ
- コカ・コーラレッドスパークス
- 東京サントリーサンゴリアス
- 清水建設江東ブルーシャークス
- 中国電力レッドレグリオンズ
- 東芝ブレイブルーパス東京
- トヨタヴェルブリッツ
- 豊田自動織機シャトルズ愛知
- 埼玉パナソニックワイルドナイツ
- 日野レッドドルフィンズ
- 三重ホンダヒート
- マツダスカイアクティブズ広島
- 三菱重工相模原ダイナボアーズ
- 宗像サニックスブルース
- 静岡ブルーレヴズ
- リコーブラックラムズ東京
NECグリーンロケッツ東葛
NECグリーンロケッツ 我孫子市・柏市との相互連携に関する協定を締結【ラグビー/トップリーグ】|日本電気株式会社のプレスリリース
過去も含めて開催実績の多い柏の葉公園総合競技場を確保。練習場のある我孫子市と競技場のある柏市をホストエリアとするという施策できわめて順当ですね。
陸上競技場特有の見づらさという難点はありますが、収容人数もノルマは達していて、要件はとりあえず満たしています。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは千葉県の東葛地域(我孫子市、柏市、松戸市、流山市、野田市、鎌ヶ谷市)となり、以前に書いた上記内容の延長線上にあります。千葉県内に本拠を置く他チームとのすみ分けを意識しており、戦略的にはよいと思います。
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安
練習場に大きな設備投資をしており、浦安市を引き続き拠点にするのは間違いないと思いますが、スタジアムについては特に情報が聞こえてきません。
浦安市に近い都内の臨海部の競技場は他チームが押さえつつあり、千葉県の内陸部で探すのか、京葉線・内房線方面を下っていくのか。スタジアム確保が難しい東京近郊のチームですが、ラグビーに積極投資しているチームですので、今後の動きが注目されます。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは千葉県および浦安市および周辺地域(調整中)となっており、セカンダリーホストエリアは、「ラグビーファンの地方での更なる拡大・確保に向けて、東北エリア(主に宮城県仙台市)をセカンダリーエリアとして設定いたします」とのこと。
「ホストスタジアムに関しましては、後日改めて発表」としていて、スタジアム確定が難航しているので、浦安市の周辺地域としているものと想像します。
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
ラグビー・NTTドコモ 新リーグ本拠地は「桜スタジアム」 Jリーグ・C大阪と呉越同舟― スポニチ Sponichi Annex スポーツ
スポニチの記事ですが、JリーグのC大阪主導で改修を進めている大阪市の桜スタジアム(長居球技場)をホームにするとの情報です。
立地的にも公共交通機関でもアクセスしやすい、最新設備のスタジアムをホームにすることができるならば、興行面で収益化も見込みやすく、ディビジョン1入りの大きなアドバンテージとなりそうです。
≪7月24日追記≫
チーム公式のインスタグラムに、ヨドコウ桜スタジアムを内覧する写真がアップされていたりするので、スタジアムは確定ですね。
釜石シーウェイブスRFC
特に発表はありませんが、ワールドカップの会場となった釜石鵜住居復興スタジアムがホームとなることは間違いないでしょう。
ただし、ワールドカップ終了後に仮設席を撤去したので、現状の収容人数は6,000名ほど。ワールドカップと同じような設備にすれば16,000名ほどのスタジアムになりますが、周辺人口が少ないこのエリアでは過剰投資になる気はします。
≪7月24日追記≫
岩手県釜石市がホストエリアです。スタジアムも確定でよいでしょう。
キヤノンイーグルス
キヤノンイーグルスのホストエリア発表について | お知らせ | 新しい情報を知る | キヤノン イーグルス 公式サイト
キヤノンイーグルスのセカンドホストエリア発表について | お知らせ | 新しい情報を知る | キヤノン イーグルス 公式サイト
練習拠点は現在の町田市で継続する一方、隣接する横浜市をホストエリアとして、同市のニッパツ三ツ沢球技場ならびに日産スタジアムで公式戦を行う方針を発表済。
また、大分県をセカンドホストエリアとし、大分スポーツ公園総合競技場でも公式戦を開催する方針も発表しています。大分県はキヤノングループの事業所が多く立地しており、ホストエリアの対応としては、きわめて模範的な計画と言えそうです。
≪7月24日追記≫
ホストエリア、セカンダリーホストエリアと使用スタジアムも発表済です。
九州電力キューデンヴォルテクス
特に情報はありませんが、今シーズンは過去にも実績のあるベスト電器スタジアムと、隣接した博多の森陸上競技場で試合を実施予定でした。専用球技場であるベスト電器スタジアムがベターでしょうが、Jリーグのアビスパ福岡も利用するので、いずれか利用できる方を使うという計画なのでしょうね。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは調整中としています。
あくまで想像ですが、同じ福岡市を練習拠点としていたコカ・コーラの活動休止が何らかの意思決定に影響しているかもしれません。九州エリアでの普及活動のために他県でのゲーム開催もあるいは想定しているのかもしれません。母体企業は九州全域が営業エリアですからね。
花園近鉄ライナーズ
特に発表はないものの、花園ラグビー場以外の選択肢はないでしょう。
JFLのFC大阪が参加する東大阪花園活性化マネジメント共同体が競技場の指定管理者ではありますが、このエリアで近鉄ライナーズの公式戦が軽視される状況は考えにくく、ホームゲームの運営に影響はないと思います。
≪7月24日追記≫
「花園近鉄ライナーズ」を名乗りました。東大阪市、大阪府をホストエリアとしています。
花園ラグビー場のラグビーの拠点としての魅力をさらに高めようという戦略でしょうね。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
ラグビーのクボタ 本拠地候補に江戸川区陸上競技場 1万5000人収容への改修を区と調整:中日スポーツ・東京中日スポーツ
現在の練習拠点は船橋市ですが、江戸川区と成田市と連携協定を締結済。
ホームスタジアムの第一候補を現在約7,000名収容の江戸川区陸上競技場とし、スタンドの増設を含めた改修に向け、同区と調整を図っていることを明らかにしています。
同競技場へは船橋市から東京メトロ東西線やJR京葉線でもアクセスでき、エリア的にも無理のない計画。ラグビーのマーケットを広げる可能性という点でも魅力的で、今後が注目される動きです。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは、東京都江戸川区、中央区、千葉県市川市、船橋市、千葉市、市原市、成田市とかなり広域です。
いずれはどこかの競技場を改修してメインの拠点とするとして、それまでは複数の競技場でゲームをして、ファン層の育成を図っていく狙いではないかと想像します。
クリタウォーターガッシュ昭島
特にスタジアムに関する情報発信はない状況。現在の昭島市の練習場は近年大きな投資をしたばかりなので移転することはないでしょうが、多摩地区は他チームも含めてスタジアム確保が難しく、今後の動きが気になるところです。
≪7月24日追記≫
東京都に練習拠点があるチームはざっくり東京と名乗るチームが多いなか、かなり限定した昭島を名乗りました。
ディビジョン3からのスタートとなることも影響していると思われますが、地域密着で簡易的な競技場を用意するつもりなのかもしれません。
コベルコ神戸コベルコスティーラーズ
特に発表はないですが、母体企業の本拠地である神戸市をホストエリアにすることは間違いなく、開催実績のあるノエビアスタジアム神戸と神戸総合運動公園ユニバー記念競技場を併用することになるでしょう。
マーケティング的には、立地もよく、陸上トラックもない専用球技場であるノエビアスタジアム神戸を優先的に使いたいところですが、こちらの運営事業者はJリーグのヴィッセル神戸。新リーグの市場価値を高めることが、球技場利用率向上の鍵となるでしょうね。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは兵庫県神戸市。スタジアムも以前に書いたそのままでよいと思います。
コカ・コーラレッドスパークス
現状特に発表はありません。練習拠点が福岡市の香椎地区で近い、九州電力と同じような考え方になるのではないかと想像されます。
⇒残念ながら2021年シーズンをもって活動休止となりました。
東京サントリーサンゴリアス
港区との地域社会の発展に関する包括連携協定締結のお知らせ ニュース SUNGOLIATH サントリー
サントリー、港区にホームスタジアム構想 本気度を裏付けるトップからの"お墨付き" | THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト
練習拠点のある府中市と港区と連携協定を締結済。府中市と隣接する東京スタジアムも候補になりますが、こちらはJリーグのFC東京が優先的に使用権を持ち、東京ヴェルディの試合やスポーツ以外のイベントなども行われるため、ラグビーの試合ができるのは限定的。
実現可能性は定かではありませんが、後者の記事には大のラグビーファンであるサントリー佐治会長が港区など東京中心部でのスタジアム建設に前向きとあります。実現すれば画期的なことで、動向が注目されます。
≪4月8日追記≫
サントリーサンゴリアス、府中市・調布市・三鷹市との連携協定締結のお知らせ|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト
サントリー、東芝の両チームが府中市、調布市、三鷹市と連携協定を締結したことが発表されました。
東京スタジアムで発表しているのでこちらをホームとして使うことは確かなのでしょうが、Jリーグとの兼ね合い、またキャパが大きすぎるという問題もあるので、ホームの全試合がここなのかどうかはよくわかりません。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは、上記に書いているとおり発表済で、東京都、港区、府中市、調布市、三鷹市となっています。スタジアムについても発表されてはいますが、疑問点は解消されていません。
清水建設江東ブルーシャークス
ホストエリア決定について | 清水建設ラグビー部 ブルーシャークス|SHIMZ RUGBYFOOTBALL CLUB TEAM
練習拠点は横浜市都筑区ですが、江東区と協定を結び、同区の夢の島陸上競技場で公式戦を開催することを発表しています。
この競技場は約5,000名収容(芝生スタンドを除くと約2,350名)ですので、要件を満たすには今後別のオプションが必要にはなります。
≪7月24日追記≫
ホストエリア、スタジアム、ともに発表済です。こちらのチームもクリタと同様、限定した地名を名乗りました。
中国電力レッドレグリオンズ
情報は特にありませんが、今シーズンの広島での試合は、自チームのグラウンドを除いて、すべて広島県総合グランドメインスタジアムとなっているので、こちらのホーム化が既定路線でしょうね。
こちらは収容人数がサイドの芝のエリアも含んで15,000名超なので、基準を満たすには改修など別のオプションが必要でしょう。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは広島県。また、フレンドリーエリア(チームまたはチーム保有企業に所縁のある地域)という言い方を使っているのはここだけですが中国地方全域としています。九州電力同様、電力会社ですからね。ゲーム自体も他県で行うことも想定しているのかもしれません。
東芝ブレイブルーパス東京
練習拠点が同じ府中市であるサントリーの項でも書きましたが、チーム数が多く、近隣に要件を満たすスタジアムを確保することが難しい多摩地域のチームです。
特に発表はありません。共同利用も含めて都心や県外なども探さないといけないのかもしれません。
≪4月8日追記≫
東芝ブレイブルーパス、府中市・調布市・三鷹市との連携協定締結のお知らせ|ジャパンラグビートップリーグ公式サイト
サントリーと同様です。ホームの全試合かどうかは不明ですが、少なくとも一部の試合を東京スタジアムで行うのは確かと思われます。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは、東京都、府中市、調布市、三鷹市としています。スタジアムに関する疑問はサントリーと同様ですね。
トヨタヴェルブリッツ
NEWS/EVENT | トヨタ自動車ヴェルブリッツ TOYOTA Verblitz
練習拠点や母体企業の本社は豊田市に立地し、豊田市と、隣接するみよし市と連携協定を締結済です。
豊田市内にある、ワールドカップ会場でもあった豊田スタジアムを使うということで順調な計画ですが、45,000名の収容能力のある会場を日常的に使うことがコスト的に見合うのか。あるいは名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場も併用するのかもしれません。
≪7月24日追記≫
ホストエリアの書き方は、愛知県豊田市、みよし市、名古屋市です。スタジアムについては、上記の想像が当たっているような気がします。
豊田自動織機シャトルズ愛知
今シーズンの愛知県での試合はすべて瑞穂ラグビー場で設定されていますので、こちらをメインとするものと思われます。固定座席で12,000名弱の収容能力のため、要件を満たすには改修が必要にはなります。
刈谷から名古屋はそれほどの距離ではないので、順当かと思います。
≪7月24日追記≫
チーム名称に愛知を付け、愛知県をホストエリアとしました。
トヨタとのすみわけなのかもしれませんが、瑞穂ラグビー場以外でも愛知県内で試合を設定するつもりのような気はします。
埼玉パナソニックワイルドナイツ
埼玉県が管理する都市公園における民間施設整備「パナソニック ワイルドナイツ」の新本拠地施設を建設請負|パナソニック ホームズ株式会社のプレスリリース
ワイルドナイツが太田市・大泉町・熊谷市とラグビーを通じた地域振興協定を締結 | お知らせ | ラグビー | パナソニック スポーツ | Panasonic
ワールドカップ会場である熊谷ラグビー場をホームとし、さらにラグビー場のある熊谷スポーツ文化公園内にクラブハウスや屋内運動場などを建設する計画を発表済。
また、熊谷市のほか、現在の練習拠点のある太田市や会社事業所のある大泉町と連携協定を締結。広域の北関東エリアをホストエリアとする構想も発表済です。
熊谷ラグビー場は従来から多く試合を開催しており、競技的にも将来を見据えた計画となっていて、きわめて模範的ですが、公共交通機関でのアクセスが難しい立地なので、集客には引き続き努力が求められそうです。
≪7月24日追記≫
群馬県太田市周辺地域でファン層の育成は引き続き行うのでしょうが、ホストエリアは埼玉県となっています。
ただ、熊谷市周辺の深谷、本庄あたりの県北地域はともかく、県南地域から熊谷は心情的にかなり遠いので実態はどうなるか、という印象は受けます。
日野レッドドルフィンズ
地域密着に積極的なチームの一つですが、スタジアム事情が厳しい多摩地域のチームでもあります。
新リーグ構想が出る前、社長自ら工場跡地にスタジアム建設の計画があることを明かしたことがありますが、それを実行しないと要件は満たすことは難しい状況のように思います。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは、東京都日野市、八王子市および周辺地域(調整中)、となっています。
スタジアムが確定できていない事情もあるのでは、と想像します。
三重ホンダヒート
特に発表はありませんが、今シーズンの三重県開催試合は、練習拠点のある鈴鹿市にある鈴鹿スポーツの杜 サッカー・ラグビー場ですべて設定されており、順当でしょうね。過去から公式戦が頻繁に行われている会場です。
しかし、こちらは固定席がメインスタンドの3,300名、残りは芝生です。要件を満たすには改修を働きかけるしかないでしょうね。
≪7月24日追記≫
名称に三重を付け、三重県をホストエリアとしました。
三重県内にJリーグを目指した球技場建設の動きがいくつかあるようなので、その動きも関係しているのかもしれません。
マツダスカイアクティブズ広島
発表された情報は特にありませんが、中国電力と同様、頻繁に公式戦を開催する広島県総合グランドメインスタジアムをホームにする計画と思います。
≪7月24日追記≫
チームの愛称自体を変えたのはここだけです(以前はブルーズーマーズ)。ホストエリアは広島県。広島市内にこだわらない運営を考えているような印象は受けます。
三菱重工相模原ダイナボアーズ
相模原市ホームタウンチーム認定証交付式が行われました | 三菱重工相模原ダイナボアーズ オフィシャルサイト
相模原市長への「スタジアムを核としたまちづくり協議会」検討結果報告 について | 三菱重工相模原ダイナボアーズ オフィシャルサイト
相模原市のホームタウンチームの認定を受けており、同市内の相模原ギオンスタジアムを使うことは間違いないでしょう。ただし、こちらの競技場は芝のエリアを加えれば15,000名以上収容できますが、除けば6,000名程度。
相模原をホームとするSC相模原などと協同で、スタジアムを核とするまちづくりを働きかけており、実現可能性は何とも言えませんが、ほかの競技と連携したインフラづくりの事例として注目です。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは、神奈川県、相模原市となっています。
スタジアムの状況もおそらく以前に書いた上記内容とおりかと思います。
宗像サニックスブルース
従前から、練習拠点のある宗像市を名前に冠しているサニックス。同市にはサニックススポーツ振興財団が所有するグローバルアリーナもあり、そこですんなりと言いたいところですが、こちらの収容人数は10,000名。要件には届きません。
要件を満たすための選択肢は三つあると思います。
①グローバルアリーナ 改修
②博多の森陸上競技場(or ベスト電器スタジアム)
③ミクニワールドスタジアム北九州
①は交通アクセスが不便で、集客が見込みにくい立地のため、費用をかけて改修するのは良策ではないと思います。②は九州電力やコカ・コーラも利用するでしょう。
③は開催実績もあり、宗像市からは1時間ほどかかるものの小倉駅に近い立地で、他のエリアからのアクセスは至便。Jリーグのギラヴァンツ北九州との調整は必要でしょうが、ファン層の拡大も見込まれ、ベターな選択と個人的には思います。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは福岡県宗像市、セカンダリーホストエリアは福岡県北九州市となっています。
おそらくミクニワールドスタジアム北九州も使うということでしょうね。
静岡ブルーレヴズ
特に発表はないですが、母体企業が所有するヤマハスタジアムがあり、他の選択肢はないでしょう。母体企業を同じくするJリーグのジュビロ磐田とは、従前から相互交流もあり、すみわけは十分想定していると考えられます。
≪7月24日追記≫
現状唯一、母体企業から分社した法人を立ち上げています。
ホストエリアは、磐田に限定しないで静岡県全体を巻き込みたいとの狙いはすでに公にされています。スタジアムもヤマハスタジアムだけでなく、エコパスタジアムも使う構想が発表されていますが、コンスタントに15,000名以上の集客力を持ってからの方がよい気はしますね。
リコーブラックラムズ東京
ホームスタジアムに関する発表はないものの、練習拠点が所在する世田谷区と協定を結んでおり、同区に立地し試合の開催実績も多い駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場をホームとするのが順当と思われます。
ここは収容人数が20,000名ほどなのでサイズは問題ありませんが、照明設備がないので、カード編成上の制約は発生するかもしれません。
≪7月24日追記≫
ホストエリアは、東京都、世田谷区となっています。
インスタグラムのプロフィール欄に駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場が書いてあったりするので、ホーム扱いであることは確実かと思います。
ラグビーチャンピオンシップの行方
南半球の四ヶ国対抗戦、ラグビーチャンピオンシップ2021が10月2日に全日程を終えました。
一通り試合を見た感想としては、各チームの現在の地力云々を議論する以前に、チームのコンディションにだいぶ差があったなというのが正直なところ。
この記事では、試合そのものの中身ではなく、ラグビーチャンピオンシップのスケジュール上の問題点について書いてみます。
北半球と南半球のクラブ(リーグ戦)と代表のスケジュールを図示してみました。年によって若干のずれはありますが、概ねこのように流れていきます。
北半球 | 代表国際試合 | 南半球 | |
9月 | クラブ:欧州リーグ 開幕 (イングランド、仏、URC) |
代表:ラグビーチャンピオンシップ | |
10月 | クラブ:欧州リーグ | 代表:ラグビーチャンピオンシップ(~上旬) | |
11月 | クラブ:欧州リーグ | テストマッチ | |
12月 | クラブ:欧州リーグ | ||
1月 | クラブ:欧州リーグ | ||
2月 | クラブ:欧州リーグ 代表:シックスネイションズ(上旬~) |
クラブ:SR開幕 | |
3月 | クラブ:欧州リーグ 代表:シックスネイションズ(~下旬) |
クラブ:SR | |
4月 | クラブ:欧州リーグ | クラブ:SR | |
5月 | クラブ:欧州リーグ | クラブ:SR | |
6月 | クラブ:欧州リーグ 閉幕 | クラブ:SR閉幕 | |
7月 | テストマッチ | ||
8月 | 代表:ラグビーチャンピオンシップ(上旬~) |
URCは、アイルランド 4チーム、ウェールズ 4チーム、スコットランド 2チーム、イタリア 2チーム、南アフリカ 4チームが参加する国際リーグ、ユナイテッドラグビーチャンピオンシップのことです。
今シーズンから南アフリカの元SRチームを迎えるにあたり、従来のPRO14のフォーマットを改め新装開店した形です。
北半球と南半球のそれぞれの範囲内でクラブと代表の活動が完結していれば、長くはないまでもラグビー活動がオフの期間は存在します。
しかし、南半球の代表選手が北半球のリーグでプレーする場合、この話題では南アフリカとアルゼンチンのことを指しますが、休養期間がないサイクルに入ってしまうという問題が生じます。
昨年の3月、世界的にCOVID-19の感染が拡大し、南半球のクラブチームの競技フォーマットであるSRが中止になりました。
その時点で欧州でプレーしていたアルゼンチンの代表選手は少数派で、大半はアルゼンチンのチーム ハグアレスでプレーしていましたが、コロナ禍の状況で国境を跨いだ試合ができないハグアレスの解体は避けられず、代表クラスの選手の大半が欧州のリーグにプレーの場を求めることになりました。
アルゼンチン代表の選手の多くは、欧州の2020/21シーズンを終えた後、6月中旬以降に代表合宿に参加し、7月に欧州でテストマッチを3試合、その後南アフリカに移動して南アと2試合のテストマッチ(ラグビーチャンピオンシップのホーム&アウェー扱い)を戦いました。さらに豪州に移動し、NZ、豪州とホーム&アウェー扱いで計4試合を戦ったわけです。豪州入国時には検疫も交えて。
選手は欧州の所属先に戻ってから休養期間は与えられるはずですが、所属チームに合流してからは来年の6月までシーズンは続きます。その間の11月に秋のテストマッチ3試合(フランス、イタリア、アイルランド)を欧州で行う予定にしています。
さすがに11月のテストマッチには、この遠征に参加していないような選手も新たに起用して負担を分散するのではないかと思いますが。
それにしても、ロスプーマス(アルゼンチン代表)は2021年は年間12試合もテストマッチを行うのに国内の試合は1試合もないということになります。
南アフリカについても、今シーズンから元SRの4チーム(ブルズ、ライオンズ、シャークス、ストーマーズ)がURCに参加するため、大部分の代表選手が北半球のカレンダーに組み込まれます。
南アは日本でプレーする代表選手が若干名いるのでアルゼンチンよりは多少はましですが、フランスのTop14、イングランドのプレミアシップ、そしてURCに参画するチームの所属選手が大半ですので、今のアルゼンチンと同じサイクルに入るということになります。
南アも11月には3試合(ウェールズ、スコットランド、イングランド)としっかり予定が入っています。
強度の高いラグビーを一年間続けて、ほとんど休養期間もないということになれば、いくらタフな選手であっても身体がもつわけがないし、プレーのクオリティが維持できないと思いますね。
来年の8月ごろにコロナ禍の状況がどうなっているのかわからず、今回のようなセントラル方式か、以前のようなホーム&アウェーかもわかりませんが、いずれにしても北半球のカレンダーに組み込まれた南アフリカとアルゼンチンがこの時期に6試合のテストマッチを行うのは持続可能な仕組みではないような気がします。
四ヶ国の代表選手がほぼすべてSRでプレーしていた時期であれば合理的なフォーマットだったでしょうが、南アフリカとアルゼンチンがSRから完全に離脱した以上、代表の定期戦のあり方もやはり考え直さざるを得ないのではないかと思います。
金銭的な契約問題など一筋縄ではいかないのでしょうが、両国がシックスネイションズに合流する方向がスポーツ的には妥当なのでしょうね。
ディビジョン1 現有戦力分析(10月1日時点)
10月に入り、新リーグ"ジャパンラグビーリーグワン"の来年1月7日の開幕まであと3ヶ月ほどになりました。
新装開店の最初のシーズンということもあってか、各チームの戦力を整える準備も例年よりも早く進んでいるような印象があり、補強がすでに完了したのではと思えるチームも多くなってきました。
7月20日、ディビジョン1の12チームの現有戦力の分析と補強ポイントに関する記事を書きました。
以下に、その時点の私見による補強ポイントを再掲し、その進捗度合いなどの振り返りをしてみます。
なお、7月20日以降に入団・退団の情報が発表されたチームは当時の記事に加筆していますので、当該記事もあわせてご覧いただければ幸いです。
筆者が補強はほぼ完了であろうと判定したチームは「完了」、若干物足りなさも残るが完了かもしれないチームは「完了?」、今後も新加入発表があるであろうチームは「未了」と記しました。
引退したWTB福岡の存在は大きいものの、その時点でCTB/WTBのアソの加入が発表されており、得点力はある程度何とかなりそうという意味で補強は「特になし」としていましたが、その後に現役ワラビーズのWTBコロインベテの加入も発表されました。戦力としては十分でしょうね。
彼の方がよりパワフルなランナーで、一瞬の加速で抜き切る福岡とタイプは違いますが、大きな怪我がなければトライを量産することは間違いないでしょう。
現役オールブラックスの有名選手の加入が報道されましたが、報道どおり加入すればSOとFBのどちらで起用されるか注目されます。
以前の記事では、速さや巧さはあるがパワーがあるBKが少ないと書きました。加入した森谷は技術のあるBKのユーティリティーですが、パワーがあるタイプではないですね。
(某有名選手が加入するとして)在籍選手が100%起用できるのであれば優勝候補と言ってよい戦力ですが、選手層の厚さや選択肢はワイルドナイツやスティーラーズにやや分がありそうです。
トヨタヴェルブリッツ
(当時)【補強ポジション】LO / FL・No8 / FB ⇒ 完了?
LOにトゥイプロトゥ、二列目も三列目もできるデュトイという、現在獲得できそうな選手としては最高レベルの選手が加入します。
また、CTBが本職ですがFBもカバーできる2019年RWCの日本代表トゥポウが加入し、BKの層は厚くなりました。
サンゴリアス同様、MAXの戦力が揃えば優勝争いできそうですが、ポジションによっては決して戦力が厚くないところもあるように感じますね。特にHO専門が3名というのはやや不安かと思います。
今のところ補強の動きが少ないチーム。
FWは元々層が厚いうえにヘルウヴェが加わるので強力ですが、BKは主戦力に怪我や出場停止が出た場合、ほかの上位候補のチームよりは層が薄い印象があります。
また、主力が昨シーズンからほぼそのままということであれば、他チームに戦い方を対策されやすいような懸念もあるような気がします。
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
(当時)【補強ポジション】SH / SO / WTB / FB ⇒ 完了?
現状の陣容は、昨シーズンにペレナラ、マピンピが在籍していたことを考えれば、若干物足りない感じもありますが、トータルでいえば戦力は上回っていると思います。
選手層もかなり厚くなったように感じますが、上位争いに加わりたいのであれば、経験値が高い選手をもう少し足したいようには思いますね。
コベルコ神戸スティーラーズ
(当時)【補強ポジション】FL(LO) ⇒ 完了
現状でも十分な戦力だが足すとすればサイズのあるFL兼LOのような選手、と以前の記事で書きましたが、NZ人のカウリートゥイオティはまさにそのような選手。さらに南アの2m超のLOシカリングも加入しますので、前者はバックローが主戦場だと思いますが、二列目、三列目はかなり分厚くなりました。
昨シーズンは怪我人も多くてベストメンバーが組めず、戦い方が安定しなかったような印象ですが、戦力的には優勝候補の一角だと思います。
以前に記事を書いたときは、補強は必須でもないような気もしていましたが、LOストーバークなどの加入で選択肢が豊富になりました。知名度の高い選手は多くないですが、人材に不足感のあるポジションはほぼなくなった感があります。
FWもBKも色々な組み合わせが考えられると思いますので、開幕までにベストなメンバー、戦い方を見極めたいところです。
以前に「特にLOは大型選手が2枚は必要なような気がします」と書き、その後にヒルとモリが加入しましたので、その方向性で補強はできていると思います。
BKは加入もありましたが、SH田中が抜けたりもしているのでプラスマイナスはトントンに近いかなあというところ。
ほかのチームの戦力と比べて、現状でも特に見劣りするとは思いませんが、際立ったストロングポイントも感じず、チーム状態によって上半分にも下半分にもなりうるという印象です。
TL経験のある3選手(FLイラウア、CTBスワート、WTBファリア)に、ワラビーズ経験のあるNo8ナイサラニが加入。不足感のあったポジションは最低限補強した印象を受けます。
ただ、FWは全体的にサイズがあるわけではなく、リーグ全体のFW戦力も向上していると思いますので、サイズだけの問題ではないとはいえ、スクラムに強みを見出していたヤマハ時代とは考え方を切り替えた方がよいような気はします。
シャイニングアークス東京ベイ浦安(NTTコム)
(当時)【補強ポジション】PR ⇒ 完了?
選手名簿を見る限り、選手層はそれなりに整ったとは思いますが、選手の出入りが多すぎてどのようなチームができあがるかが不透明ですので、自分たちの強みを出せるスタイルを早く見つけることが上位進出の鍵になるでしょうね。そのあたり出戻りのロブ・ペニーHCは日本の経験があるためうまくやりそうな期待感はあります。
PRはちょっと枚数を足さないと怪我が多いポジションなのでシーズンを乗り切れない懸念があります。
東芝ブレイブルーパス東京
(当時)【補強ポジション】LO / FL・No8 / SO / FB ⇒ 完了?
今のところ補強の動きがないですが、正直なところ現状の選手層は下から数えた方が早いかなという印象。成長が期待できそうな若手はいますが、特にFWはサイズとパワーのある選手を2枚ぐらいは足さないと、長期化したシーズンを乗り切れないような気はします。
グリーンロケッツ東葛(NEC)
(当時)【補強ポジション】HO / LO / FL・No8 / SO / CTB / FB ⇒ 未了
意図的に少しずつ新加入選手を発表するスタイルを採っていますが、順調に補強は進んでいるように思います。あと4、5名は新加入がいるようですので、最終的にはかなり穴が少ない布陣になるように思われます。
経験値の高いベテランを新たなコーチ陣が活かせるかがかつての名門復活のポイントになりますね。
冒頭にも書きましたが、まだ開幕まで3ヶ月ありますので、少なからず新加入の動きはあるかと思います。
引き続きウォッチしていきます。
トップリーグ 入団 NECほか
9月22日、NECは1名の新加入を発表しました。
NZのクルセイダーズからFLのフェトゥ・ダグラスが入団。
来るシーズンは、各チームに元クルセイダーズのFWが増えてきたような気がしますが、あのチームで複数年プレーしていたような選手は、特に守備の貢献面で外れがないですからね。
グリーンロケッツは経験値の高い選手を意識的に獲得しているような感があります。
また、来シーズンはディビジョン3でプレーするサニックスも新加入選手を発表しました。
南ア人のLOジャン・ドローストはかつてクボタに在籍していたことがあります。
韓国人の金昊範は昨シーズンはコンディションの問題だったのか出番がありませんでしたが、長年クボタで活躍していた選手。身体に問題がなければ貴重な戦力になると思います。この二人はクボタの在籍は被っていますね。
先ごろNTTコムを退団したLO牧野内はこちらでプレーすることになりました。
サニックスは活動縮小ということで、一時期はほとんどチームが解体という状態でしたが、5名の加入で徐々に陣容を整えてきました。
上のカテゴリーを目指していくということなのだろうと思います。
元ジャパンのSO小野晃征はこのたび退団し、現役引退ということになりました。
昨シーズン怪我から復帰してプレーしましたが、肉体的に限界だったということなのだろうと思います。長年お疲れさまでした。
トップリーグ 入団・退団 NTTコム
9月17日、NTTコムから入団と退団の発表がありました。
豪州人のLOカラム・マクドナルド、米国人のバックロー マッケンジー・アレキサンダーが入団、LO牧野内翔真が退団です。
マクドナルドの前所属のブランビーズランナーズは、豪州のSRブランビーズのディベロップメントチームなので、SRデビューはしていないということですね。
また、アメリカの選手が日本でプレーするというのも珍しいですが、経歴を見る限り、まだプロのキャリアはないということだと思います。
NTTコムは二列目、三列目の選手をすでに補強していますが、さらに選手を追加する意図は何なのか。
このチームは、キャリアの浅い外国人選手を入れて、すぐに退団となってしまうような印象もあるので、獲得するのであれば中長期的な育成も考えてほしい気もします。
牧野内は本人のコメントに「アークスで培ってきたことを糧に新天地でも頑張ります」とあるので、ほかのチームに移るものと思われます。